県境を震源に有感地震が1か月で136回…気象庁、しばらく注意を

県境を震源に有感地震が1か月で136回…気象庁、しばらく注意を

(写真:読売新聞)

 岐阜県飛騨地方と長野県中部の両県境を震源とする地震が19日に相次ぎ、未明〜午後11時に計36回の有感地震(震度1以上)を記録した。両県境を震源とする有感地震は4月22日〜5月19日午後11時に136回確認されており、気象庁は断層帯や火山活動につながる動きはないものの、今後しばらくは地震が続くとして注意を呼びかけている。

 一連の地震による最大震度は4月23日午後と19日午後に観測した震度4。19日に震度4の揺れを観測した岐阜県高山市で、被害は確認されていないという。

 付近には長野県松本市から南方に延びる「境峠・神谷断層帯」や北アルプス・焼岳(両県境)があるが、一連の地震との関連性はいずれも確認されていない。この震源域では1998年8月からの約4か月間にも地震が300回近く観測されており、気象庁地震津波防災対策室は「今回の一連の地震も同じ推移をたどる可能性がある」とする。

 地震予知連絡会会長の山岡耕春(こうしゅん)・名古屋大教授によると、北アルプスは隆起に伴う変形などで地震活動が活発になることがあるという。今は1か所で起きた地震が誘発して広がっている状態だとみられ、山岡教授は「今後も最大で震度5弱程度の地震が起こり得る。建物が倒壊する揺れではないが、落下物や崖崩れ、落石には注意が必要だ」と話している。

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