5人死亡火災、1階に遺書らしきメモ…無理心中か

5人死亡火災 遺書らしきメモ

 20日午前10時5分頃、奈良県五條市住川(すがわ)町の介護施設職員寺西孝行さん(32)方から出火し、木造2階建て住宅の2階部分約40平方メートルを焼いて、約2時間後に消えた。2階南側の寝室の焼け跡から5人の遺体が見つかった。1階に遺書らしきメモが残されていた。寺西さん夫婦と子ども3人の計5人と連絡が取れておらず、県警五條署は無理心中の可能性があるとみて、身元の確認を急いでいる。

 発表などによると、寺西さんは、妻(33)といずれも男児の小学3年生(8)、小学1年生(6)、2歳の5人暮らし。約1年前に市内の別の場所から転居してきた。

 6畳寝室のベッドには子ども2人があおむけの状態で、近くの床に大人2人と子ども1人が横たわった状態で発見された。この寝室が激しく焼けており、玄関や窓は施錠されていた。同署は21日から司法解剖を行い、死因を調べる。

 寺西さんが勤務していた五條市の社会福祉法人「三寿福祉会」によると、寺西さんは今年4月から高齢者介護施設の施設長に就き、前向きに取り組んでいたという。理事の安川武志さん(52)は「お年寄りに笑顔で接する優しい人柄で、利用者や家族のことを真剣に考えていた」と話していた。

 現場はJR和歌山線北宇智(きたうち)駅の北東約600メートルにある住宅街。

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