傍聴席「非公開」は「憲法違反」…施錠ミスで差し戻し審

 前橋地裁太田支部で昨年10月、傍聴席を施錠したまま審理した窃盗事件の差し戻し審初公判が1日、同地裁であった。「非公開」が問題視され、控訴審で無効とされた被告人質問などを傍聴人が出入りできる状態で再び行ったうえで、水上周裁判官は被告に差し戻し前と同じ懲役1年4月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)の判決を言い渡した。

 問題となったのは、窃盗、住居侵入罪に問われた千代田町の無職男性被告(64)の第2回公判。被告を法廷に護送した県警の警察官が、傍聴席の出入り口を内側から施錠した。同支部は開廷後に施錠を把握したが、審理をやり直さなかった。これに対し、2審・東京高裁は今年2月、「裁判の公開を定めた憲法に違反する」として1審判決を破棄し、審理を地裁に差し戻していた。

関連記事(外部サイト)