接待伴う飲食店500店全てに「どぶ板」で個別訪問を…北海道知事

接待伴う飲食店500店全てに「どぶ板」で個別訪問を…北海道知事

図を示しながら感染対策を呼びかける鈴木知事(31日、道庁で)

 新型コロナウイルスの感染が全国的に広がっている事態を受け、北海道は31日、感染防止策の徹底を促す「新北海道スタイル集中対策期間」を9月末までの2か月間設けると発表した。札幌市の繁華街・ススキノのキャバクラなど約500店を個別訪問し、対策を実践する店名を公表するという。

■新規感染者 30代以下多く

 期間中、道職員らはススキノのキャバクラやホストクラブなど、接待を伴う飲食店を訪れ、札幌市策定の感染防止対策マニュアルや業界ガイドラインの順守などを呼びかける。

 31日に記者会見した鈴木知事は「500店全てに徹底した『どぶ板』で個別訪問を行う。感染拡大防止の取り組みを徹底的に働きかけていく」と強調した。

 また道は、感染防止策や北海道コロナ通知システムの導入に取り組む飲食店に専用のステッカーやポスターを配布する。積極的に行っている店は「優良事例」として公表し、利用客の感染防止意識の向上につながることも期待する。

 さらに道は、全道の接待を伴う飲食店以外に対しても業界団体と連携しながら働きかける考えを示した。対象店舗は8000店以上に及ぶという。

 全国では、東京や大阪などのように1日あたりの新規感染者数が連日、100人を超える地域があり、感染拡大の「第2波」が懸念されている。道によると、道内でも7月30日までの1週間をみれば、年代が公表された新規感染者34人のうち、30歳代以下は9割近くに上っている。特に会食や飲み会に参加した若者の感染が目立っているという。

 鈴木知事は「東京や大阪などでは2、3週間で(新規感染者が)増加し、年代も拡大していった状況がある」と指摘。新規感染者の増加を抑え込む方策として、「事業者にはこれまでの感染防止の取り組みを再確認してほしい」と訴えた。

 感染が拡大している地域と道内との往来について、鈴木知事は「訪問の必要性や訪問場所を検討いただくなど、慎重に判断してほしい」と呼びかけた。感染リスクが高い行動が伴う場合には、旅行計画などを変更するよう求めた。

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