コロナ感染の1歳男児、「川崎病」と診断…国内初事例

 東京都立小児総合医療センターで3月下旬、新型コロナウイルスへの感染が確認された1歳の男児が、その後、全身の血管に炎症が起きる「川崎病」と診断された。海外では、新型コロナ感染後の子どもに川崎病に似た症状が出ているとの報告があるが、国内では初の事例とみられる。感染との因果関係は不明という。

 同センターによると、男児は発熱の症状があり、PCR検査で陽性となったため4月下旬まで入院した。退院後の5月中旬に再び熱を出して受診し、首が腫れるなどの症状もあり川崎病と診断。男児は再入院して免疫グロブリン製剤やステロイドなどの投与を受け、6月初旬に退院した。

 川崎病は原因不明で、患者の多くは4歳以下。発熱や目の充血、舌の赤いぶつぶつなどの症状が出る。後に、心筋梗塞(こうそく)などを起こすリスクがある。同センターで今年3〜5月に診療した川崎病患者は14人いるが、新型コロナの感染歴が確認されたのはこの男児だけだった。

 同センター感染症科の宇田和宏医師は「新型コロナの感染と川崎病の発症の関連性はわからないが、感染後に発熱が3、4日続いた場合は、川崎病の可能性もあり、かかりつけ医に相談してほしい」としている。

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