「悪い子はいねが」大声は2m離れて、訪問は時短…ナマハゲもコロナ対策

「悪い子はいねが」大声は2m離れて、訪問は時短…ナマハゲもコロナ対策

住民宅に上がり、もてなしを受けるナマハゲ(昨年12月31日)

 秋田県男鹿市は20日、大みそかの来訪神行事「男鹿のナマハゲ」について、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための運用指針を発表した。訪問は短時間にすることやナマハゲ面を共有する場合はしっかり消毒することなどを明記した。

 運用指針では、「3密」を避けることやマスク着用など基本方針を記した上で、ナマハゲに扮(ふん)して行事を行う側に向けては▽訪問は短時間に限る▽大声を出す際は2メートル以上の距離を確保する▽参加者の連絡先を控える――などを注意点とした。受け入れる家々に対しては▽もてなしは大皿を使わない▽こまめに換気し真正面を避けて会話する――などとした。

 一方、屋内を避けて玄関先だけで済ませるかどうか、お年寄りや小さな子どものいる家庭で実施するかなどについては、各町内会の判断にまかせるとした。

 記者会見で菅原広二市長は「すでに中止を決めている地区もあるが、一度やめると復活が大変という思いもあり、最低限これはやってほしいということを示した。市民が長く親しんできた行事なので何とか続けていきたい」と述べた。

 同市によると、例年は全148町内会のうち93町内会でナマハゲ行事が実施されているが、今年は新型コロナの影響で6町内会がすでに中止を決めた。実施を決定したのは7町内会で、ほかは検討中という。実施を決めている泉台二区町内会の沢木博之町内会長(70)は「玄関に入ったら大声を出さないなど感染防止のための取り決めを事前に作り、当日はしっかり守りたい」と語った。

 また、同市では大みそかに男鹿市役所や道の駅などで市民や観光客向けのナマハゲ行事を行っているが、今年は3密になりやすい餅まきを省いて例年通り開催することも発表された。

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