「コロナにかかったかも」「PCR検査受け方教えて」と110番

「コロナにかかったかも」「PCR検査受け方教えて」と110番

啓発活動が行われた店頭には、あんぽ柿で作った「110番」のボードも登場した(10日、福島県伊達市のヨークベニマル梁川店で)

 2020年の福島県内の110番受理件数は、前年比12・6%減の9万3823件と、過去10年間で最少となったことが同県警総合運用指令課のまとめでわかった。コロナ禍による外出自粛が影響したとみられる。

 一方、3割超は不要不急の通報だった。いたずらなど事件・事故以外の通報は2万2064件と全体の23・5%。「タクシーの電話番号を教えて」といった要望、相談など不急の通報も加えると、計3万3721件と全体の35・9%に達した。「コロナにかかったかも」「PCR検査の受け方を教えて」など新型コロナ関連の相談も約60件あった。

 適切な110番利用を促すため、県警は約2分半の動画を作成し、公式ユーチューブチャンネルで公開している。通報時は時間や場所、状況などを冷静に説明するよう求め、緊急性のない相談などは、警察相談ダイヤル「#9110」にかけるよう呼びかけている。

 同課通信指令室の小池信也室長(46)は「『1秒でも早く現場に』と努力している。いたずらは緊急時に支障をきたすので絶対にやめてほしい」と話している。

■伊達署 あんぽ柿配り適切な通報呼びかけ

 「110番の日」の10日、適切な通報を呼びかけようと、福島県機伊達署が伊達市のヨークベニマル梁川店で啓発活動を行った。署員らは特産のあんぽ柿を買い物客に配りながら「110番はいち早く、急がず、慌てず冷静に」などと呼びかけた。

 受け取った国見町の男性(76)は「幸いなことに110番をしたことはないが、事件や事故に巻き込まれないように気をつけたい」と話していた。

関連記事(外部サイト)