「霜降り」の野望に「四千頭身」の秘めた意欲、第7世代が語る「テレビに懸ける思い」

「霜降り」の野望に「四千頭身」の秘めた意欲、第7世代が語る「テレビに懸ける思い」

ハナコの(左から)菊田竜大、秋山寛貴、岡部大

 「お笑い第7世代」と呼ばれる若手のお笑い芸人が、テレビや各メディアを席巻している。お笑いの新たな地平を切り開こうと奮闘する代表格3組に、出演するテレビ番組に懸ける思いや、新年の抱負を語ってもらった。(松田拓也)

◆霜降り明星 爆笑問題との冠番組に感慨 

 霜降り明星のせいや(28)と粗品(27)は2018年、史上最年少で「M―1グランプリ」を制した。19年には粗品が、一人芸の日本一を決める「R―1ぐらんぷり」でも優勝。瞬く間に人気が沸騰し、昨秋の改編で、2人にとってはゴールデン・プライム帯(午後7〜11時)のレギュラー番組で初の冠番組を獲得した。それが、「爆笑問題&霜降り明星のシンパイ賞!!」(テレビ朝日、日曜午後9時55分)だ。

 ベテランから若手まで様々な芸人が出演し、彼らの“シンパイ事”をニュース番組風の切り口などで笑いに変え、解決していく。

 粗品は「レジェンド級の先輩と一つの笑いをやれている。すさまじいことやと思う」と感慨深げ。番組には、爆笑問題の太田光(55)と田中裕二(55)が頭角を現した「ボキャブラ天国」(フジ)に出ていた芸人の出演も多い。「ボキャブラ世代の人とかに、ガンガン突っ込ませてくれる番組は他になく、面白い」(せいや)と、臆せずに共演を楽しむ。

 新年の抱負について、ギャンブル好きを公言している粗品は「競馬好きの田中さんとかと『金(かね)企画』をやりたい」と意欲を見せる。同じボケとして「太田さんの家に住みたいほど好き」というせいやは、「(太田と)2人でロケに行き、『何回ツッコませられるか』みたいな、見たことがない企画がしたい」と夢を膨らませた。

■◆ハナコ 唯一無二の番組で勝負

 「キングオブコント2018」王者で、各メディアに引っ張りだこのトリオは、日本テレビ「有吉の壁」(水曜午後7時)にレギュラー出演中だ。即興コントで実力をいかんなく発揮している。

 メンバーは、秋山寛貴(29)と岡部大(31)、菊田竜大(33)。有吉の壁では、芸人がMCの有吉弘行を即興ネタで笑わせる名物企画がある。秋山が「唯一無二の番組」と話すように、コント師にとっては絶好の腕の見せ所となっている。

 一方、流行語を生みそうな個性的なキャラクターを創作する「ブレイク芸人選手権」のコーナーでは、ヒットを飛ばしてCMに起用される芸人も出る中、ハナコのネタの出来は、もう一息というところだ。

 秋山は新年の目標を「ブレイク芸人でアタリを出す」と意気込む。菊田が「愛している番組」と力を込めれば、岡部は「出続ければ何かあるはず。スタミナ切れにならず、有吉の壁を完走したい」と決意を示した。

■◆四千頭身 瞬発力磨き成長続ける

 「脱力系」漫才で人気者となった。都築拓紀(23)と石橋遼大(24)のボケに、後藤拓実(23)が、けだるそうにツッコミを入れる。そのトリオが「有吉の壁」で挑んでいるのが、瞬発力勝負の笑いだ。

 第7世代のレギュラーはハナコと四千頭身のみ。上の世代の芸人が多く出演する中で、石橋は「とんでもない先輩たちに食らいつくことができれば、さらにファンに認めてもらえる」と番組への思いを明かす。

 番組で即興ネタの腕も磨かれ、「僕らはスピードが遅いが、瞬間的にパワーを入れるスイッチが入るようになった」(都築)と成長を実感する。

 旧年は番組出演本数も急増し、「いい年だった」と口をそろえる。後藤は「第7世代としても頑張っていきたいが、いつまでも(同世代に)頼っていられない。次につなげる1年にしたい」と決意を新たにした。

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