白が分断図り、黒は辛抱…佳境の囲碁・棋聖戦第1局

白が分断図り、黒は辛抱…佳境の囲碁・棋聖戦第1局

封じ手を打つ井山裕太棋聖(左)と河野臨九段(14日午前、東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」で)=若杉和希撮影

 囲碁の第45期棋聖戦七番勝負(読売新聞社主催)、井山裕太棋聖(31)と挑戦者・河野臨九段(40)の第1局が14日午前9時、東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」で再開された。

 井山棋聖が59分の長考後に封じて1日目を終えていた。その封じ手は白68ツギ。最も予想された一手だった。河野九段の黒69に対し、井山棋聖は白72と切っていき、上辺の戦いが険しくなった。両者時間を使い、慎重な読み合いが続いている。

 解説の安斎伸彰七段は「井山棋聖はフリカワリを目指し、白70と積極的な手を選んだ。白は形勢が良いと見て、わかりやすく打っているようだ」と話している。

 正午。昼食休憩に入った。河野九段はビーフカレー。井山棋聖は魚介のキターラ。左辺の攻防がどうなるか。手どころが続いている。

 午後1時、対局が再開した。少考の末、井山棋聖が打ったのは白94。依然、左辺での競り合いが続いている。

 午後3時のおやつは両者ともにフルーツの盛り合わせ。盤面の方は、佳境に入ってきた。井山棋聖が白100から102と左辺を動きだし、上下の黒石の分断を図る。黒は113と渡って辛抱した。この戦いがどのような結末を迎えるかが、勝敗のカギを握るだろう。

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