【民進党】大批判のなか船出した”蓮舫代表”の本当の危険性

【民進党】大批判のなか船出した”蓮舫代表”の本当の危険性

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「皆様方のご選出によりまして、新代表になりました(略)この重責をしっかりと受け止めて、必ず選んで頂ける政党に建て直す先頭に立っていきたいと改めてお誓いさせて頂きます」

「信頼をひとつずつ積み重ねていく政党にしたい」(注1)

 信頼を失っているのはお前だろ! ……の声もどこ吹く風、蓮舫氏(48)が民進党の党首に選出された。予想されたほどの圧勝では無いものの、国会議員の80票と公認予定候補者の50票を含めて849ポイントを獲得。230ポイントの前原誠司元外相(54)と、116ポイントの玉木雄一郎国対副委員長(47)を抑え、余裕の勝利だった。

 周知の通り、言論サイト『アゴラ』の八幡和郎氏(64)が指摘して発覚した蓮舫氏の<二重国籍>問題。質問や取材に対してゴマカシとウソのオンパレードで対応した蓮舫氏は、みるみる窮地に陥った。次々と発言の矛盾が暴かれ、代表選挙の党員・サポーター投票が終わるまで引き延ばしたあげく、ようやく台湾(中華民国)籍があることを認めた。

 この間の蓮舫氏の姿勢に、野党第一党を率いるような器、資質は皆目見られなかった。ゆえに党首になったからと言って、批判が止むことはない。

「かかる重大な問題について発言を二転三転させる者に政党代表者たる資格は無い。蓮舫氏は即刻、代表の座を辞任すべきだ」(日本のこころを大切にする党・中野正志幹事長・68)

 と、他党や一部ジャーナリズムからも代表辞任、議員辞職を求める声が聞こえ続けている。しかし、ほとんどが蓮舫氏のコンプライアンス不備を問題視したもので、「国籍ゆえの差別ではない」と慎重だ――。

■「サベツだ〜!」の声に隠される真の危険

 案の定、今回も蓮舫批判が激しくなると、打ち消すように「サベツだ〜」との擁護の声が巻き起こったからだ。民進党の岡田克也前代表(63)が、

「(蓮舫氏の)父親が台湾の人だから何かおかしいかのような発想が一連の騒ぎの中にあるとすると、極めて不健全だと思う。民進党はそういった考え方とは対極にある」

 と、擁護したのを始め、ウソや杜撰さへの批判を差別問題にすり替える反論が目立った。この手の人たちの常套手段とはいえ、レイシストのレッテル貼りを避けるため、蓮舫批判も慎重になった面はあった。

 無論、ただ「中国人の血が流れている」だけで人格を否定したりすれば差別である。しかし誰もが口ごもったが、実は今回の騒動のポイントは<中国>が絡んでいたからではないか? これも誤解を恐れずに言えば、蓮舫氏が米国やフィリピンとのハーフならば、ここまで危険視されなかったはず。中華人民共和国は、いま間違いなく日本の仮想敵国だからだ。

 蓮舫氏の父は台湾人だが、大陸でも暮らしていた。また蓮舫夫妻は台湾ではなく、北京大学に留学している。

「在日の華僑として発言したい」
「日本語しか話せないのがコンプレックス」
「父がいた大陸を見てみたかった」
「(日本の)赤いパスポートになるのがイヤだった」

 といった数々の発言からも、台湾というより広い意味での<中国人>や<華僑>であることにプライドをお持ちだったのは明らか。

 日本侵略の意志を隠さず、数々の違法行為を行っている中国。そんな国に強固なシンパシーを持っていた蓮舫氏が、ついに首相を狙える位置(注2)まで来てしまった。国籍法違反や発言の矛盾よりも、国の安全保障を脅かす存在になりうる方が深刻なのだ。

「領土問題など主権国家の権力行使では他国と国益が相反する局面は多々ある。(略)国民が権力の行使を負託しているのは、国民主権の原理から言って日本国籍のみを保有しているものではないか」(前出・中野幹事長)

 いまのところ台湾政府から蓮舫氏の国籍離脱の発表は無く、まだ二重国籍のはず。蓮舫氏が日本のために働く日本人になってくれるのか、引き続き注視が必要だ。

(注1)「政党にしたい」…記者会見での発言。
(注2) 首相を狙える位置…政権交代すれば首相になる。

著者プロフィール

コンテンツプロデューサー

田中ねぃ

東京都出身。早大卒後、新潮社入社。『週刊新潮』『FOCUS』を経て、現在『コミック&プロデュース事業部』部長。本業以外にプロレス、アニメ、アイドル、特撮、TV、映画などサブカルチャーに造詣が深い。Daily News Onlineではニュースとカルチャーを絡めたコラムを連載中。愛称は田中?ダスティ”ねぃ

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