緊急事態宣言が間もなく解除 花見スポットに傾向が…

 政府は3月21日をもって首都圏1都3県に出されていた緊急事態宣言を解除することを決めました。東京都は新型コロナウイルスの感染者が増加する中での緊急事態宣言の解除となりそうです。都内の新型コロナの感染者は3月19日、新たに303人報告されました。このうち、20代の感染が最も多くなっています。直近1週間で見ると、前週(3月6日〜12日)の1915人から164人増えて2079人となり、増加比も108.6%と、東京都が目標としている70%から程遠い状況です。 こうした中、東京大学の仲田泰祐准教授らのチームが「宣言解除後の東京の感染者」を試算しました。「2020年秋のレベル」=つまりGoToトラベルなどを実施していた頃の経済活動に戻すと仮定した場合「1カ月かけて徐々に再開した場合、東京の感染者数は6月に1日当たり1200人を超える恐れがある」という結果になりました。一方「2カ月かけて徐々に再開した場合は、次のピーク時でも感染者を1日当たり800人台に抑えることができる」という試算が出ました。試算した仲田准教授は「できれば3〜4カ月かけて経済活動を緩和することが望ましい」としていて、東京オリンピックの開幕までは経済活動の再開は慎重にした方がいいといえます。 首都圏1都3県の緊急事態宣言が解除されるのと同時に東京都心は桜が満開になりそうで、これも人出が増える要因になりそうで、心配されます。東京の桜は3月14日に開花して、これは前年と同じ日です。そこで、東京都内で人気の花見スポットを調べてみたところ、人出の傾向が分かりました。 井の頭公園(東京・武蔵野市)は平日に比べて「土日の昼から夕方」に人出が多い傾向です。一方、目黒川の桜並木(目黒区)は「土日よりも平日の方が人出が多い」ことがはっきりしました。上野公園(台東区)では「土日・平日関係なく、人が常に多い」という傾向にあり、時間帯も「昼から夜まで満遍なく混雑している」ことが可視化されました。今年の人出をビッグデータから分析すると、目黒川と井の頭公園の人出は前年に比べて減っていますが、上野公園は増えていることも分かりました。 今年、もしお花見をする場合は、感染対策を行った上で、混雑する時間を避け、飲食などは控え、少人数で桜を愛でましょう。緊急事態宣言解除となるとどうしても緩みが出やすくなってしまいます。2020年はここから感染者が増えてしまって5月の大型連休は「ステイホーム」だったことを思い出し、同じ轍(てつ)を踏まないようにしなければなりません。