東京・江戸川区の病院、当日予約で“その日に接種” 「確かに早くて驚いた」

 東京・江戸川区にある病院で、新型コロナウイルスのワクチン接種を当日に予約受け付けし、その日の午後に接種するという取り組みが行われています。スピーディーな接種は区民から好評なようです。



 江戸川区にある「東京さくら病院」とその系列のクリニックでは、65歳以上の高齢者を対象に午前中に予約を受け付け、その日の午後にワクチンを接種するという取り組みを行っています。その日のうちにワクチン接種を受けた人からは「区役所のキャンセル待ちをしていたが、1回目が7月11日、2回目が8月1日。これでは話にならない。この病院の話を聞いて来た。確かに早くて驚いた」「こんなにスムーズにできるとは思わなかった」「パソコンを使えない高齢者も多くいるだろうから、そういう人たちには非常に助かる場所」などといった声も聞かれました。

 高齢者からの早くワクチンを打ちたいという声や、電話予約でパンクしてしまう現場の状況を解決するために始めたということです。東京さくら病院の東海林豊院長は今回の取り組みについて「課題解決のため、受付に直接来てもらい予約しましょうということを始めたが、結局は来てもらってすぐ打った方が高齢者には楽なのではないかというのがきっかけ」と話します。当日接種という体制を実現できた背景には、ワクチンを解凍してから1カ月間にわたって冷蔵で保管できるようになったことや、江戸川区や区の医師会と連携してワクチンの供給量が十分になったことがあると東海林院長は話します。また、病院では少しのワクチンでも無駄にしないよう工夫をしているとして「もし仮にワクチンが余ったとしても、朝、入院患者の中から希望者を募り、その人たちに打つ。入院患者でワクチンの無駄を防ぐように調整している」と話します。

 5月24日から始めたこの「当日接種」の取り組みは、現在は1日当たりおよそ250人に行っているということです。病院は6月14日から2回目の接種も順次進めていくとしています。

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