<Z世代×都議選>コロナ禍の就職活動 政治に求めるものは

 東京都議会議員選挙の投票日が7月4日に迫っています。TOKYO MX「news TOKYO FLAG」では1990年代中盤から2000年代生まれの世代、いわゆる「Z世代」と呼ばれる若者と選挙の関わり方についてシリーズでお伝えしています。第2回のテーマは「Z世代の就職活動」です。新型コロナウイルスの影響が続く中で進めざるを得ず、不安の募る就職活動と、いま政治に求めるものを聞きました。



 東京都内の大学に通う3年生・光岡聡さん(20)は広告やメディア関連の就職を希望しています。本格的に就職活動を始めて数カ月たちましたが、すでに新型コロナウイルスの影響で先行きが見えない現状に不安を感じています。光岡さんは「安定した道を選ぶのか、夢と現実でどう区切りをつけていったらいいのか。あんばいが難しいとすごく悩んでいる」と語ります。

 今春大学を卒業した人の就職率は96%で、前年同時期に比べて2ポイント低下しました。これはリーマンショックの影響を受けた2010年の3.9ポイントに次ぐ過去2番目の下落幅です。新型コロナの影響を受けた観光・航空業界などの企業が新卒採用を抑制したことが影響しているとみられています。同じく大学3年生の鈴木みなみさん(21)も影響を受けている1人です。鈴木さんは「ずっと航空会社の客室乗務員を目指してきて、大学もそういう方向で考えていたが、コロナで採用しないということになってしまった。自分の進路を変えなきゃと思っている」と話します。

 新型コロナの感染拡大が続き、Z世代の就職活動は厳しい状況が続いています。一方、懸念は就職した後も続きます。日本労働調査組合が発表した新社会人を対象としたアンケート調査(2021年6月)によりますと、今年4月に入社した新社会人の半分が「入社後に退職を検討したことがある」と答えています。また、仮に退職した場合の懸念について聞くと、最も多かったのが「転職できるか」となっていて、コロナ禍の再就職に対する不安が表れています。

 不安定な時代を生きるZ世代──。客室乗務員を目指す鈴木さんは将来について「安定した仕事がないからこそ、自分にスキルをつけないと将来やっていけないと思っている。この先、何が起こるか分からないとなったときに、別の選択肢を自分の中で持っていることは重要になってくるのかなと思う」といいます。

 今、就活生が地方政治に求めるものはどんなものでしょうか。例えば、光岡さんは自治体による独自の教育支援も必要だと訴えます。光岡さんは「今、若者に向けた政策は少ないと思う。自治体ごとに独自の教育に取り組んでいくのはいいこと。国が駄目だと思うところがあったら自治体に頑張ってもらいたい」と話しています。

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