<Z世代×都議選>コロナ禍で変化「Z世代の子育て」

 いよいよ東京都議会議員選挙の投票日が7月4日に迫ってきました。TOKYO MX「news TOKYO FLAG」は1990年代中盤から2000年代生まれの世代、いわゆる「Z世代」と呼ばれる若者と選挙の関わり方についてシリーズでお伝えしています。第4回のテーマは「Z世代の子育て」です。SNSを活用した“イマドキ子育て”と、コロナ禍で見えてきた課題を取材しました。



 東京・台東区に住む宮嶋沙織さん(24)はアパレルの通販サイトなどを運営する会社に就職し2020年に結婚、今年1月にまな娘の希和ちゃんを出産しました。現在は育児休業を取得しています。

 初めての子育ては新型コロナウイルスによって想像以上に大変な日々となりました。夫の将司さん(24)も休日は積極的に育児に参加しますが「仕事の都合上、朝早く夜遅いこともあるので、家を空けてしまうことも多い」(将司さん)といいます。両親に手伝ってもらおうとしても希和ちゃんを連れて人の多い公共交通機関を使うことはなかなかできず、不便な日々が続いています。さらに妊婦を対象とした習い事や出産を控えた夫婦が子育てについて学ぶ「両親学級」などの行事も次々に休止となったため、妊婦時代に「ママ友」をつくることもできませんでした。また、Z世代ならではの悩みとして、晩婚化などのため「産院などで知り合うお母さんたちが10歳以上年上の人が多く、同世代はすごく少なかった」(沙織さん)といいます。

 そこで宮嶋さんは相談相手を求め、同い年の子どもを持つ全国の母親70人以上が集まるLINEグループに参加しました。グループの名前は「夜勤頑張り隊」といい、宮嶋さんは時間を気にせずに相談できるこのグループを心のよりどころにしています。宮嶋さんは「生まれたばかりの赤ちゃんには3時間置きにミルクをあげなくちゃならない。真夜中の授乳で寝られない時間を共有し合いたいという思いでLINEグループに入った。夜中に起きている者同士で連絡を取り合えることは励みになる」と話します。

 さらにこのグループに参加するきっかけにもなったのが、ツイッターを使った「ママ友」づくりです。初めて妊娠した人が悩みなどをつぶやく時に使う「#初マタ」を頼りに、子どもが同い年の母親を探して交流しています。SNSの交流について夫の将司さんは「まだしゃべれない子どもに一方的に話し続けるだけでは(妻は)気がめいってしまうのではないかとすごく不安だった。SNSを始めてから妻も明るくなり、良かったと感じている」と話します。

 来年1月から職場復帰を考えている宮嶋さんにとって、次のハードルは保育園探しです。宮嶋さんが今、政治や行政に求めることを尋ねると「コロナ禍の今、保育園や子育て支援の情報は入りにくくなっているので、オンラインで知ることができたら便利だと思う。行政発信のサイトは見づらかったり探しにくかったりするので、もっと身近になるといいと思う」と話しています。

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