<Z世代×都議選>政治に向き合うZ世代 ネット投票や“投票に行く必要性”を

 いよいよ東京都議会議員選挙の投票日が7月4日に迫ってきました。TOKYO MX「news TOKYO FLAG」は1990年代中盤から2000年代生まれの世代、いわゆる「Z世代」と呼ばれる若者にスポットを当て、現状や課題を取材してきました。最終回のテーマは「政治に向き合うZ世代」です。歴史ある都内大学の政治サークルの部員に語ってもらうと、インターネット投票や「投票に行く必要性」についてさまざまな意見が出ました。



 早稲田大学にある弁論や研究を通して政治を学ぶサークル「雄弁会」は設立からおよそ120年の歴史を持ち、竹下登や小渕恵三ら5人の総理大臣を輩出しています。今回はその「雄弁会」のメンバー4人に話を聞きました。

 この日、議論したのは、若者の政治参加を促す「インターネット投票」についてです。学生からは「必ずしも紙に書いて投票する必要があるのか。ネットで投票できるようになれば負担は減るのでは」と肯定的な意見が出た一方、「ネットを介してやるのは、信用できればいいが、今のところは(投票用紙の改良で)マークシート方式にすることもできる。それを変える方が安全で、不正への疑念も起こらないのでは」と、インターネット投票について反対する意見も出ました。

 課題として挙げられたのは「信用性」です。インターネットでの投票は、仮にアクセスが集中しても稼働できるのかという懸念や、サイバー攻撃などを受けた場合に投票結果が書き換えられる恐れもあるなど、実現には高い壁が立ちはだかっています。

 次に「投票に行く必要性」をテーマに話し合いが行われました。この中でメンバーからは「身近なことから政治に触れていき、いざという時に行動できればいい」という意見が聞かれました。学生からは「『この法律は変えてはいけない』と思った時、実際に投票に行っていて、日々少しでも政治に触れていることは損はないかなと思う」「投票率が低ければ投票した人だけを見て政治をやっていけばいいだけ。結局、楽をするのは政治家。自分が不利益を被るかもしれないと考えて政治と向き合った方がいい」といった声も聞かれました。

 彼らが「今の政治に求めること」は何でしょうか。コロナ禍で行われる都議選について、Z世代のメンバーからはコロナ対策やLGBTの人への対応を求める声が上がりました。学生からは「コロナ患者を効率的に治療できるような仕組みを政治が整えていくべき。現場の医療従事者は頑張っているのだから、最低限、医療従事者の足を引っ張らず、努力を無にしないようにやるべき」といった声や「ワクチンは確かに日本は出遅れたが、地理的に考えても世界の中ではよくやっている方。うまく進んでいる部分は当然評価すべき」「例えばLGBT法案についても、異なる立場同士でもしっかりとうまく議論して、より良いものを作り上げる姿勢が今、足りないと思う」といった意見が聞かれました。

関連記事(外部サイト)