建物生かした仮想空間 お台場の商業施設でXR実験

 目の前にないものがタブレットやゴーグルなどを通して見える「VR」=仮想現実の技術をふんだんに盛り込んだ新たな取り組みが東京・お台場の商業施設で始まります。最新技術を使った“新たな商業施設の形”が見えてきました。



 XRとはVR(仮想現実)やAR(拡張現実)などの総称で、建築・医療・災害などさまざまな分野での活用が期待される最新技術です。ヴィーナスフォートではこのXRの技術を使って、買い物をしながらアトラクションを楽しんだり、施設内の混雑情報が確認できたりする実証実験が始まります。

 施設内ではARを活用したアトラクションが体験でき、タブレット端末を使って目の前に現れたドラゴンと戦うこともできます。さらにトイレの近くでモニターをかざすと、施設内のトイレの混雑状況も分かるようになるということです。さらに入り口で渡されるセンサーを子どもに持たせれば、施設内で万が一はぐれた場合でも居場所が分かります。

 また、ゴーグルを付けてVRの中にあるヴィーナスフォートを散策することができます。VRの世界に作られた施設内では、キャラクターが道案内や電車のダイヤなどの交通情報を教えてくれます。今後はこの技術を使って、客が遠隔地にいてもVRの建物内でショッピングが楽しめるようになるといいます。

 さまざまな魅力を秘めたXRについて、担当者は「既存の施設に何か手を加えることなく、デジタルで付加価値を付けることができる。そこに新たな可能性を感じる。お客さまが街歩きが楽しくなるようなコンテンツをデジタルで提供していきたい」と話し、さらなる可能性を感じています。

 実験は7月9日〜11日と16日〜18日に行われ、土曜日・日曜日は一般の人も参加できます。

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