廃棄されるものを減らす 渋谷でエコなマーケット開催

 廃棄される花が新たな形に生まれ変わったり、市場に出回らない野菜が格安で手に入ったりする、とてもエコなマーケットが東京・渋谷の街で開催中です。



 渋谷駅から直結する東急プラザ渋谷では、作り手の思いを消費者に届ける「チャンスマーケット(CHANCE MARKET)」を開催しています。エコ活動や社会貢献への一環で、今まで手に取ることがなかった商品と出合えます。

<規格外の野菜をお得なセットで販売>

 「旬食彩マルシェ」では、北は北海道から南は熊本まで、無農薬や有機栽培などにこだわった野菜や果物を産地直送で販売しています。大き過ぎたり小さかったりと、規格外で一般の店舗では売っていない野菜が福袋のように中が見えない袋に詰められたセットは、渋谷にちなんだ428(しぶや)円というお得な価格で購入できます。織田賢也代表は「なんら味は変わらない。規格外なだけで捨てられるのは、今の時代フードロスにつながる。こういったものを積極的に生産者と一緒に販売している」と話し、消費者に知られざる野菜の魅力を伝えながら少しでも捨てられる野菜を減らしていきたいと意気込みます。

<たんすに眠っている布が生まれ変わる>

 「アトリエ・クチュリエール」では、着物などたんすの奥に眠っている布を持ち込むと、傘などにリメークしてくれます。今は使っていないけれども思い出が詰まった振り袖や着物などが、日常でも使える日傘やかばんに生まれ変わります。中沢幸子店長は「年配の方が頻繁に来て『着物がいっぱいあるけど、どうしたらいいの?』という相談が非常に多かった。リメークすることで長く利用してほしいと思った」と話します。

<売れ残った花をドライフラワーに>

 生花店「フラワーラウンジ ブランハンナ」では、廃棄ロスをなくす取り組みをしています。本来であれば捨てられてしまう、売れ残ったり展示で傷んでしまったりした花を、店舗内でドライフラワーにして販売しています。店内でのドライフラワー作りは、長いものでおよそ1カ月かけてゆっくりと丁寧に乾燥させ、完成させるといいます。店の油井慎子さんは「日がたつにつれて色が変わったりしていくので、それを楽しんでいるよという声ももらっている」と話します。

 環境に配慮した新たなものに出合える「チャンスマーケット」は東急プラザ渋谷で7月11まで開催しています。

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