各地で記録的な大雨 命を守るための情報収集を

 各地で記録的な大雨が降っています。大雨の予報が出た時に、命を守るためにどのような情報に注意すればいいのでしょうか。



 避難を促す警戒レベルの情報が今年から変わりました。まず、大きく変わったのが"警戒レベル4”です。これまでは「避難勧告」と「避難指示」の2つの言葉がありましたが、「避難指示」に一本化されました。また"警戒レベル4”のうちに危険な場所にいる人は安全な場所に避難を終えるよう明記されました。警戒レベル4から警戒レベル5になるまでどれくらいの猶予があるか分からないので、警戒レベル4になったらすぐに避難が終わるよう準備してください。

 "警戒レベル5”になった場合、自治体からは「緊急安全確保」の情報が出されます。避難所に長距離の移動をする方が危険な場合もあるので、近隣の少しでも高いしっかりした建物に避難したり、崖の近くに住んでいる人は崖から一番離れた部屋に移動してください。また、夜間の避難は注意が必要です。夜は周囲の状況が分からなくなるので、明るいうちに避難を終えてください。そして、水位が上がってからの自動車を使った避難も注意が必要です。車のエンジンに水が入ると立ち往生してしまう恐れがあります。車の中には、窓ガラスを割るための脱出用ハンマーを常備しておくと、万が一閉じ込められた時でも安心です。

 そしてもう1つ、今年から「線状降水帯の発生情報」が出されるようになりました。"線状降水帯”の下では、非常に激しい雨が同じ場所で降り続けることになり、記録的な大雨への注意が必要です。鳥取県では7月7日に線状降水帯が発生し、平年の1カ月分の雨量がわずか半日の間に降りました。線状降水帯の発生を事前に予測する技術はまだ確立されていないため、発生を確認次第「顕著な大雨に関する情報」が発表されます。この情報は"警戒レベル4”に相当するため、直ちに避難を開始してください。天気予報を小まめにチェックして、早め早めの避難が大切です。

 他にも、自分で身の回りの危険情報を知る方法をご紹介します。まずは気象庁が発表している危険度分布です。今年から「キキクル」という愛称に変更されました。キキクルでは、地図上で土砂災害、浸水、洪水の3つの危険度が確認できます。また、東京都の「水防災総合情報システム」では、都内の河川の水位をライブカメラで確認することができ、都内に出ている警報も見ることができます。

 これから台風シーズンもやってきます。家族全員で事前に避難の仕方を確認しておきましょう。

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