東京都内でヒアリ発見! 夏の終わりに注意が必要な危険生物

 東京都内で再びヒアリが発見されました。都内でのヒアリの確認は8月に入ってから3回目です。そこで今回は、ヒアリをはじめ、いまの季節に注意が必要な「危険生物」についてまとめました。



<刺されると激痛 南米原産のヒアリ>

 ヒアリは南米原産のアリで、特定外来生物に指定されています。日本にはもともといないアリの種類です。極めて攻撃的で、かまれると激痛が走り、体質によっては命を落とすこともある危険生物です。東京都内では今年、青海のコンテナ埠頭(ふとう)で5月に1回、8月に3回、合わせて4回・合計800匹のヒアリが確認されています。しかし東京都の担当者は「海外から運ばれてきたコンテナに潜んでいるヒアリが見つかったもので、巣を作って繁殖しているわけではない」「住宅地などでは確認されていない」ことから、必要以上に怖がらないでほしいと話しています。ただし、コンテナ埠頭の近くの公園には注意喚起の看板を立てるとしています。

<今年は駆除依頼が5倍に スズメバチ>

 他にも、東京都内では今年「蜂の巣の駆除依頼」が過去最高のペースで増えています。東京に本社のある駆除依頼の窓口となっている会社によりますと、7月の都内の駆除依頼は前年に比べて4.9倍となっていて、8月はさらに増えているということです。依頼が増えている理由ははっきりとは分かっていませんが、梅雨の時期が例年とずれたことも影響しているのではないかということです。ハチの中でも特に危険なのがスズメバチですが、スズメバチは8月から9月に最も活動が盛んになり、人的被害も増加するので注意が必要です。ハチが活動を始めたばかりの4月や5月ならば駆除も比較的簡単ですが、7月以降はスズメバチの巣が巨大化してくるため、駆除は専門家に頼んだ方が安全です。スズメバチは香水などの強い香りやジュース、黒い服などに近寄ってくるので、巣の近くでは注意が必要です。

<ふわふわの卵も触ると3週間かゆみが… チャドクガ>

 そして今、都内の多くの自治体が注意を呼び掛けている生き物がチャドクガです。ゴールデンウイークごろと8月後半ごろの年2回ふ化するガで、ツバキやサザンカなどの葉に毛虫がびっしり付いていたらほとんどチャドクガです。この虫の厄介なところが「毒針毛」です。ぱっと見て分かる長い毛ではなく、全身に50万本ほどあるという"目に見えない微細な毛”に毒が含まれています。この毒針毛は毛虫の時だけでなく、成虫になった後も毒を持っているほか、さなぎや卵の状態でも毒があります。チャドクガの卵はもこもことしていますが、これが毒針毛の塊です。ふわふわの塊を見ると、子どもは思わず触ってしまいそうで、気を付けなければなりません。毒針毛に触ってしまうと、激しいかゆみが2〜3週間続くということです。幼虫が1カ所にいるだけならば枝ごと切り落として駆除すればいいですが、樹木全体に広がった場合には専門家に駆除を依頼した方が安全です。

 今の季節はさまざまな危険な生き物がいるということを理解して、危ない行動は避けるように気を付けましょう。

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