事件から25年…上智大生殺人事件で新情報 不審な男の似顔絵を公開

 東京・葛飾区で上智大学の学生が殺害された事件から間もなく25年となります。警視庁は現場近くにいた不審な男の似顔絵を新たに公開し、情報提供を呼び掛けることになりました。



 上智大学4年の学生だった小林順子さん(当時21)が1996年の9月9日、葛飾区の自宅で何者かによって殺害されました。警視庁によりますと犯人は小林さんの自宅2階で小林さんの首を刺して殺害し、さらに家に火を放って逃げました。そして犯人逮捕に至らないまま、事件発生から25年を迎えようとしています。遺体が見つかった家はその後取り壊され、悲惨な事件があった事件現場の面影はありません。

 順子さんの父・賢二さんは「10年前に時効は廃止になった。いつまで逃げているんだ。一刻も早く自首なり出頭なりしなさいと言いたい」と訴え、警視庁は情報公開を続け、事件に関する新たな手掛かりを求めています。3年前には犯行時間帯前後の現場付近の様子を再現した動画を公開しています。犯行時間帯とみている午後3時50分から午後4時39分にかけて、雨脚が強くなっている様子や、雨の中を不審な男が現れ、小林さんの家の玄関前で傘も差さずに立っていたという証言も再現されています。

 そして今回、不審な男に関する新たな似顔絵が公開されました。現場からおよそ15メートル離れた場所で黒い傘を差しているもので、黄土色のコートで黒っぽいズボンをはき、身長は150センチから160センチの痩せ形、つり目で、50代から60代とみられています。小林さんの家を見上げる不審な男も黄土色のコートを着ていたとされることから、警視庁は同じ人物の可能性があるとみています。時がたつにつれて寄せられる情報は減る中、2020年9月に寄せられたという新しい情報を基に、今回の似顔絵の作製に結び付けました。

 警視庁は犯人逮捕に向けて「ささいなことでも構わないので情報を寄せてほしい」と呼び掛けています。

■警視庁・亀有警察署 電話03-3607-0110

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