自宅療養者を救え! 医師と商社がタッグ 新しい食料支援の形

 民間による新しい支援がスタートしました。感染者数の減少傾向が続く一方で、自宅療養者は今も8千人に近い数で推移しています。そこで医師と大手商社がタッグを組んだ新たな取り組みが始まりました。



 トラックに積まれた沢山のダンボールは、次々と倉庫の中へ運び込まれます。中に入っているのは、おかゆや味噌汁などの食料品の他、スポーツ飲料・ゼリーなど簡単に栄養を取ることができる食料物資です。さらにこれらの物資はこの後、手作業で2・3日分に分けられます。この作業を行っているのは、自宅療養者への医療支援を行っているファストドクターのスタッフです。

 なぜ医療サービスを行う会社が、食料品を集めているのかお聞きしたところ「8月の中旬ごろから自宅療養中の患者さんの中に医療的な支援だけでなく、生活の支援と言ったところに非常にお困りの患者さんがいらっしゃいました。自宅療養中は外出制限が続きますので、食料も非常に難しいと言ったところで、なにか不安を取り除くために支援ができないかなと思ったのが始まりです。」自宅療養者に対しては現在各自治体や都のフォローアップセンターが食料支援を行っていますが、一部の自治体で対応が追いついていない現状を知り自宅療養者への食料支援を始めることになったということです。そこで物資確保のため手を組んだのが、大手商社の伊藤忠商事です。

 伊藤忠商事の葉山美月さんは、「なかなかファストドクターの方たちは食品メーカーさんとのつながりがないので、伊藤忠商事であればメーカー様とのつながりも深いので協力いただけないかという形で要請頂きました。」と話します。商社が持つ幅広いネットワークによって複数の食品メーカーが協力を快諾し、大量の食料物資を集めることができました。まずは、東京23区内から開始した民間支援の取り組みは今後、更なる拡大が期待されています。

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