コロナ禍でペットブームも… 飼育放棄が増加「最期まで面倒見て」

 コロナ禍でペットを飼う人が増えている一方、飼ってはみたものの世話が大変という理由で飼育放棄されるペットも増えています。この現状を改善しようと、保護犬の飼い主を募集する催しが東京・江東区で開かれ、動物愛護の活動をしている女優の浅田美代子さんと歌手のMISIAさんがペットとの共存社会の実現を訴えました。



 江東区有明で11月3日に行われた「ハロー・ラブ・ドッグス保護犬里親会」には50匹ほどの保護犬に対し、およそ2000人が来場しました。浅田美代子さんは「コロナ禍でなかなか保護犬の譲渡会ができなくて団体も大変だったが、こんなにたくさんの人が来てくれるとは思わなかった」、MISIAさんも「50匹の犬に対し、引き取りたいという家族が50組現われ、お見合いの申し込みがあった。犬も家族の一員として幸せをくれる存在になる」と語りました。保護犬の譲渡は引き取りを希望する家庭の飼育環境や犬との相性などを見極め、実際に暮らした後に行われます。

 コロナ禍の影響で犬や猫を飼うペットブームが盛り上がりを見せていますが、その一方で飼育を放棄されるペットも後を絶ちません。環境省の最新データによりますと、2019年4月からの1年間に殺処分された犬と猫は3万2000匹以上にも上っています。動物愛護の活動をしている浅田さんはこの数字について氷山の一角だと指摘しています。また浅田さんはペットを飼う覚悟について「テレワークが多くなったり家にいる時間も長くなり、子どもたちもいるし犬や猫でも飼ってみようという人がすごく多い。だからペットの値段は2倍になっている。それでも、すでに捨てられている現状がある。それはあまりにもひどいと思うし、軽々しく飼い過ぎだと思う。命のあるものだから病気にもなるしお金がかかることもあるが、一度その子(動物)と出会ったらちゃんと最期まで面倒を見てあげてほしい」と訴えました。

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