「東京ワクション」新たな特典を発表 22日から都民以外も利用可能に

 東京都はワクチン接種証明アプリ「東京ワクション」の新たな特典の詳細を発表しました。果たしてワクチン接種拡大のきっかけとなるでしょうか。



 ワクチン接種証明アプリ「東京ワクション」は11月1日からサービスを開始し、登録者数が18万人を超えました。接種記録を登録した上で店頭で提示すればさまざまな特典が受けられますが、さらに応募によって受けられる「特典」の詳細が15日、公開されました。応募の受け付けを開始した「一般特典」としては、ビールやハイボールの1杯無料や高級ラム肉プレゼントといった飲食関係のほか、買い物の5%オフクーポンや温泉の入浴券など現在17種類となっています。また、東京都内在住の18〜39歳の"若年層”限定で2022年1月から応募の受け付けが始まる「プレミアム特典には、読売巨人軍の直筆サイングッズやホテルの宿泊券など4種類が公開されていて、今後も追加を予定しているということです。また東京ワクションは現在、東京都民限定で登録を受け付けていますが、22日からは都民以外も登録できるようになる予定で、一般特典への応募も可能となります。

<飲食店の制限緩和されるも… 人手不足が深刻に>

 一方、少しずつ通常営業に戻りつつある飲食店には今、頭を悩ませる問題があります。要請されていた営業時間の短縮が解除され、各店舗で「人材の取り合い」が起こっています。

 外食を専門にスタッフの紹介を行うitk(本社:東京・中央区)では、飲食店からの求人が例年の2倍から3倍にも増えているといいます。itk・エージェント事業本部の笹沢佳世マネジャーは「緊急事態宣言解除後から求人が一気に増えている。10月まで人数を減らして営業している飲食店が多かったが通常営業の再開でお客は戻ってきているので、今までの少人数では間に合わず、求人自体が増えている」といいます。そして、これから年末年始に繁忙期を迎える飲食店ですが、求人の問題はまだまだ続きそうだと笹沢さんは予想します。笹沢さんは「人材の取り合いはずっと続く。在職中の人は年末にかけて、年内いっぱいは辞められない人も多いだろう。このタイミングで再開し求人が一気に増えている一方、人の動きも通常より少ないので、どこの会社もすごく困っている状況」と話しています。

 東京・港区新橋にある居酒屋「根室食堂」は時短要請の解除のため、営業時間を深夜0時まで戻しました。しかし平山徳治店長は「人数が足りず、連日僕1人ということもあった」といいます。店では時短営業の要請が解除される直前はアルバイトを2人しか雇っていなかったため、急きょ募集しました。しかし「募集して面接までたどり着いたとしても、今回26件問い合わせのあったうち、実際に面接にまで応じてくれたのは2人しかいなかった」といいます。このため、店では外国人スタッフを雇って毎日の営業を乗り切っています。しかし"居酒屋ならでは”の苦労も絶えません。平山さんは「料理のメニューの固有名詞は必死になって覚えてくれるが、居酒屋ではメニュー通りに注文しないケースもある。例えばお客さんは『生ちょうだい』と言うが『ビール』と言わないと外国人スタッフは分からない場合もある。お客さんからしてみると『この店はどうなっているんだ?』と不信感が重なったりして、結構苦戦している」と話します。

 間もなく訪れる書き入れ時の師走を迎えますが、飲食店の苦しい状況は続きそうです。

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