港の軽石対策続く 島の住民からは医療や観光への影響心配する声も

 軽石の漂着が各地の沿岸部で問題となっています。東京都は港への軽石の流入を防ぐため、さらにオイルフェンスの設置作業を進めています。



 11月中旬から東京・伊豆諸島周辺で少量の軽石の漂着が確認されていることを受け、東京都は11月19日午後、新島港で長さおよそ80メートルのオイルフェンスを設置しました。新島は、18日にオイルフェンスが設置された神津島、御蔵島とともに、海洋研究開発機構のシミュレーションで軽石の影響を大きく受ける可能性があることが分かっています。軽石の漂着に島しょ部に住む人からは「物資が届かなくなると致命的なので、正直不安でしかない」(新島在住・40代女性)、「私たちが住んでいる島の医療センターには島外から来てくれる医師がいるので、船が出なくなると困る」(大島在住・60代女性)など、不安の声が聞かれます。また、大島でゲストハウス「青とサイダー」を営む吉本浩二さんは「10月に入りお客さんが動けるようになってきて、せっかくにぎわいが戻ってきたのに。船が着けなかったときに観光客がまた来なくなってしまうのかなと不安。大島は釣りや海が目的で来るお客さんがいるので、そのときに軽石が漂着している場合、そのお客さんが予定通り来てくれるのか」と観光客への影響を懸念していました。

 軽石は今後、伊豆諸島の南西側に位置する島に一定量漂着すると予測されていて、残る全ての島のオイルフェンスも用意されました。客船を運航する東海汽船は「現時点では運航に影響は出ていないものの、今後も行政と連携して情報を収集していく」と話しています。

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