205年ぶりに秘仏「鬼大師像」を公開 コロナ終息に願い込め… 東京・調布の深大寺

 東京・調布市にある深大寺で、貴重な木彫りの像「鬼大師像」が205年ぶりに公開されています。新型コロナウイルスの終息を願って多くの人が訪れています。



 調布市の深大寺は東京都内では浅草寺に次いで長い歴史を持つ寺院です。この深大寺敷地内で今、訪れた人のお目当てとなっているのが秘仏「鬼大師像」です。大きく口が裂けた鬼の像「鬼大師像」は高さ15センチほどの手のひらに乗りそうなサイズですが、眼光鋭く迫力があります。制作者は不明で、江戸時代の制作とみられています。

 この像は実在するお坊さんが"鬼のごとくその身を変えた姿”といわれています。深大寺の張堂芳俊執事は「鬼大師とは、元三大師という平安時代に活躍した実在する比叡山のお坊さん。疫病が流行した際、自身の力で疫病を退散させた非常に霊験あらたかなお坊さんで、彼の欲望に負けない力強い精神力を形にしたものが『鬼大師』という心を鬼にした姿」だと話します。平安時代に荒れかけていた比叡山を立て直したという元三大師が自身の力で疫病を退散させたという逸話から、コロナの影響が続く中、深大寺は特別に公開を決めたということです。訪れた人からは「鬼の姿でも小さくかわいらしい姿」「圧迫感があって素晴らしい。気持ちが何だか引き締まる」といった声とともに「ぜひ疫病も退治してほしい」といった、コロナの終息を願う声も聞かれました。

 特別公開は11月21日までの予定でしたが、23日まで期間延長が決まっています。

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