東京で新たにオミクロン株1人感染 3回目前倒し接種も開始

 東京都は12月20日、アフリカ東部から入国した男性が新型コロナの新たな変異株「オミクロン株」に感染していたと発表しました。



 新たに感染を確認したのは都内に住む40代の男性で、12日にアフリカ東部から成田空港に到着しました。空港検疫では陰性で、男性はその後、都内の宿泊施設などで待機していたということです。また、男性に同行していた1人が濃厚接触者となり、すでに新型コロナの陽性が判明しています。オミクロン株かどうかは検査を実施中ということです。

 オミクロン株の感染拡大が懸念される中、東京都の小池知事は23区の区長からなる「特別区長会」の幹部と3回目のワクチン接種の本格的な開始を前に意見交換しました。小池知事はテレビ会議で「感染収束を確実なものにしていきたい」と区長らに呼び掛けました。一方、区長会からは3回目接種の開始を前に都と積極的に連携して進められるよう、東京都が設置する大規模接種会場に関して配慮を求める声が上がりました。特別区長会の山崎会長(江東区長)は「ワクチン供給をはじめ、各区の接種体制に混乱が生じないよう十分な配慮をお願いしたい。3回目も上手に都と区が連携してほしい」と要望しました。これに対し小池知事は、3回目の接種開始に伴って大規模接種会場を都内に6カ所程度設けることを明かしました。ただ、他の区長からは「国から新たに支給されるワクチンの数に大規模接種会場分が含まれていない」と指摘があり、小池知事から国に要望するよう求める声も上がりました。

 こうした中、江東区では高齢者施設の入所者への3回目の接種が始まりました。特別区長会で接種体制への配慮を求めていた江東区の山崎区長が見守る中、会場では1回目・2回目と同じファイザー社製のワクチンが打たれました。3回目の接種を巡っては政府は当初、2回目の接種から原則8カ月の間隔を置いて接種するとしていましたが、医療従事者や高齢者施設の入所者・職員は接種間隔を6カ月に前倒ししました。

 方針を受け、江東区では年明けの1月17日から行うはずだった高齢者施設の入所者への接種について1カ月近く前倒しして12月20日から始めました。山崎区長は「高齢者施設はクラスターが起こりやすい、あるいは重症化しやすい。そうした人からは一日でも早く接種をしたいということでスタートした。できるだけ早く一人でも多く3回目の接種することがわれわれの大きな仕事だと思っている」と語りました。

 江東区は高齢者施設の入所者以外の高齢者についても1月23日から集団接種を始めるべく準備を進めています。

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