雪に弱い首都圏 知っておきたい知識を再点検!

 東京都心では1月6日、最大で10センチの積雪が観測されました。夜には雪はやみましたが、一夜明けた都内は銀世界となりました。雪に不慣れな首都圏では路面が凍結したことで、転倒して救急搬送される人や交通事故が相次ぎました。今回、雪に弱い都会で改めて雪が降った時に注意すべきことをお伝えします。



 まず、2018年冬に東京に大雪が降った際、路面が凍結したため転倒して救急搬送された人数を見てみると、大雪が降った当日よりも2日後、3日後の方が多いことが分かります。常に日の当たらない場所はいつまでたってもアイスバーンが残るため、雪がやんでいても注意が必要です。

 路面凍結しやすい場所を見てみましょう。バスの停留所付近や車が出入りする歩道などは雪が踏み固められることで滑りやすくなります。同様に地下鉄の出入り口なども段差などに注意が必要です。タイル張りの室内では、靴に付着した雪で滑ってしまったり"滑り止め付きの靴”のピンで、かえって滑りやすくなる場合もあります。そして道路を渡る際、横断歩道では特に注意が必要です。道路には傾斜が付いていて、横断歩道を歩くと何度か「緩やかな下り」になるタイミングがあります。また、横断歩道の白線部分は薄い氷の膜が張りやすく、ここも転びやすい場所なので注意してください。

 路面の凍結を防ぐために重要なのが雪かきです。東京で降る雪は雪国と違って水分が多く、溶けた後にアイスバーン化しやすいということです。雪国と違って除雪の意識も低く、アイスバーンが残りやすいのも問題です。雪を溶かす際、お湯をかけるのはかえってアイスバーンができやすく危険です。そういう時は塩をかけると溶けます。ただし近くに金属でできたものがあるとさびやすいので注意してください。

 都内では今回、交通事故も相次ぎました。雪道をノーマルタイヤで走ることがいかに危険なことなのか、JAF(日本自動車連盟)がテスト走行した動画があります。まとめましたので、詳しくは動画でご覧ください。また、雪の予報が出てからタイヤ交換を試みると、品切れやタイヤの付け替えの順番待ちで時間がかかる可能性がありますので、早めの準備を心掛けましょう。また、スタッドレスタイヤやチェーンも決して過信してはいけません。ブレーキをかけてから止まるまでの距離は、条件によってはノーマルタイヤと大きく変わらないという結果がJAFのテスト走行の結果でも明らかになっているので、雪道ではより慎重な運転をすることが大切です。

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