下北沢に新複合施設がオープン まん延防止期間中の苦労の声も

 東京都に“まん延防止等重点措置”が適用される前日となった1月20日、世田谷区・下北沢に新たな複合施設が開業しました。施設内の店舗からは、措置期間中のオープンによる苦労の声が聞こえてきました。



 下北沢駅のすぐ隣に開業した地上5階建ての「テフラウンジ」には、カフェ&ラウンジやシェアオフィスなどが入っています。1階には日本初上陸となるフランス・パリのコーヒー専門店「Belleville Brulerie TOKYO」などの飲食店がオープンしました。

 酒の卸を営む会社「坂口屋」が手掛ける飲食店「TDM 1874 下北沢」には、国内外のビールのほかワインや日本酒などさまざまな酒が並んでいます。店内で飲むことはもちろん、購入して持ち帰ることも可能です。坂口屋の加藤葉月さんは「全国に得意先があるので、ほかではなかなか手に入らない珍しい酒を適正な酒屋価格で販売することができる」と話します。坂口屋が入荷する酒の中には、すぐに売り切れてしまうという貴重な酒もあり、店内では酒によく合うメニューも提供されています。店がオープンしたのは1月20日で、まん延防止等重点措置が適用される前日でした。加藤さんは「オープンの次の日からまん延防止になったので正直少し不安になったが、都に申請してすぐに認証店として酒が提供でるようになった」と話します。店は現在、営業時間を午後9時までにして、感染対策を行った上で営業を続けています。

 2階にオープンしたミニシアター「シモキタエキマエシネマK2」は、演劇、音楽、サブカルなど、多様な文化が根付く下北沢で文化のハブ施設を目指します。K2がつなげるのは文化だけではありません。上映前に流れるマナー動画に登場するのは、下北沢に店舗を構える店主たちです。K2の北原豪さんは「街の顔になっているような人たちが出てきたら結構面白いかなというアイデアがあり、それから商店街の人たちと話す機会をつくった。他人事で映画館を見るのではなくて自分の映画館として愛してもらえる場所をつくりたいと考えている」と話します。地元を巻き込み、人と人をつなぐK2ですが、トークショーでは人数制限を行うなど、ここでもまん延防止等重点措置の影響が出ていてす。K2の大高さんは「まん延防止が始まったタイミングでの開館だったので、正直難しいかなと思うところはあったが、想定以上のお客さんに来ていただき、期待感を強く感じている」と話します。

 まん延防止等重点措置が適用される中で誕生した複合施設は、コロナ禍に人と人をつなげ新しい下北沢を感じさせてくれるランドマークを目指します。

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