大学生の就活“解禁”進む「オンライン化」 コロナの影響色濃く…

 2023年の春に卒業する大学生などを対象にした就職活動の企業説明会が3月1日に解禁されました。新型コロナウイルスの影響で「就活」もオンライン化が進んでいるようです。



 東京・江東区にある東京ビッグサイトで開かれた合同就職説明会には、2023年に卒業を予定する大学生らおよそ5000人が詰め掛けました。コロナ禍が2年以上にわたる中、就職活動でも「オンライン化」が加速しているようです。会場を訪れた学生からは「関西で説明会がある時、オンラインだと参加しやすい」「エントリーシートは全部インターネットで提出しないといけないので、常にネットと向き合ってパソコンを打っている状態」「ウェブだと、企業は見せたい部分しか見せないので、自分が実際に見て疑問に思った点など細かいところを見られないのが難しい」などといった声が聞かれ、オンライン化によって効率的に就職活動ができ、住む場所による制約も減る一方で、学生たちはネットを通した企業とのコミュニケーションに苦慮しているようです。また、コロナのためなかなか人に会えないことによる就活の「孤立化」に不安を持つ学生もいます。学生からは「ずっと家にいて、みんなが何をやっているか分からない状態で怖い」「友達と話して、なんとか情報を得ているという感じ」といった意見も聞かれました。

 こうした中で開催されたこの日の合同企業説明会は、さまざまな企業や同じ立場の学生たちと直接話して情報が得られる貴重な機会となったようで「画面上だと分かりづらいところもあるので、対面で人同士で話ができるのはありがたい。そういった機会がどんどん増えていってほしい」「対面で話を聞くと、ウェブよりも親近感が湧き、興味を持つように話してくれるのでうれしい」と話す学生もいました。

 説明会を主催したリクルートによりますと、企業側の採用意欲はコロナの影響による苦戦が続く宿泊業や小売業などを含め、全体的に回復傾向にあるということです。

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