若手のチェリスト・指揮者を支援 「齋藤秀雄メモリアル基金賞」決まる

 今後さらなる活躍が期待される若手のチェリストや指揮者に贈られる「齋藤秀雄メモリアル基金賞」が発表され、チェロ部門は笹沼樹さん(27)が、指揮部門は原田慶太楼さん(36)がそれぞれ選ばれました。



 齋藤秀雄メモリアル基金賞はチェリストで指揮者・教育者としても有名な齋藤秀雄さんの功績をたたえ、妻の秀子さんの遺志を受けて2002年にソニー音楽財団が創設したものです。名誉顧問は世界的指揮者の小澤征爾さんが、選考委員はチェリストの堤剛さんらが務めていて、これまでに指揮者の大野和士さん(2002年度)やチェリストの宮田大さん(2007年度)らが受賞しています。

 今回チェロ部門で受賞した笹沼樹さんは、今後は海外でも積極的な演奏活動をしたいとして「メモリアル基金賞20回目という節目の回に受賞できたことを光栄に思う。国内外でコロナの状況が収まったら、外にも積極的に行きたい。これからも精進していくので温かく見守っていただけたら」と抱負を語りました。一方、指揮部門では2021年4月に東京交響楽団の正指揮者に就任した原田慶太楼さんが選ばれました。原田さんは「日本の人口はとても多いのに、クラシックファンが少ないと思う。日本にはたくさんの素晴らしいクラシックの演奏家がいます。より多くの音楽ファンにクラシックの世界を知ってもらう活動を続けていきたい」と受賞式で語り、クラシックファンの裾野を広げたいと意気込みました。

 受賞者にはそれぞれ500万円が贈られ、今後の活動資金などに役立てられるということです。

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