3回目接種加速へ「予約なし・誰でも」「親子そろって」 東京で進む

 新型コロナワクチンの3回目接種を加速させようと、東京都内で「予約なし・誰でも接種」や「親子接種」といった新たな取り組みが始まります。



 東京・港区では3月10日から区の集団接種会場となっている2つの会場でモデルナ社製のワクチンに限り、住んでいる自治体からの接種券があれば港区民でなくても"誰でも”3回目の接種を受けられるようになりました。会場は港区スポーツセンターと東京グランドホテルの2カ所で、1日分の接種予定数に達するとその日の受け付けは終了します。区の担当者は「『予約なし接種』と『誰でも接種』は、それぞれ過去の接種の際に経験があるが、『予約なしで誰でも』というのは今回が初めて。他の自治体では3回目接種が遅れている所もあると聞いている。港区は大変多くの自治体に住む人が在勤在学で訪れる自治体でもあるので、エリア全体の接種率を上げる目的で始めた」と話します。初日は受け付けでの混乱もなくスムーズに接種が行われ、利用者からは「予約なし・誰でも接種」を歓迎する声が聞かれました。

 都内で10日に新たに確認された新型コロナ感染者は1万80人で、7日連続で前週の同曜日を下回りました。この日行われた東京都のモニタリング会議で、専門家は「3回目のワクチン接種はオミクロン株にも効果が期待できることから、希望する都民に接種を強力に推進する必要がある」と話し、3回目接種の重要性を訴えました。都内の感染状況については緩やかな減少傾向にあるものの、感染状況と医療提供体制の警戒レベルについては引き続き「最も深刻な段階」を維持しました。

 東京都の小池知事はモニタリング会議を受け、3回目接種を前倒しで進める姿勢を示し、新たな対応を明らかにしました。都では"親子そろって”の接種や"予約なし”接種など、新たな接種体制を開始します。三楽病院(千代田区)では14日から都内の5〜11歳の子どもと希望する保護者が一緒にワクチンを接種することができます。また、15日からは東京ドームや行幸地下の大規模接種会場で"予約なし”で3回目接種ができるようになります。16日と17日には、奥多摩町の山間部に住む高齢者のために、バスに医師が乗り込んで接種するワクチンバスを派遣するということです。

関連記事(外部サイト)