東京・千代田区の小学校が遊園地を“貸し切り” コロナで行事が次々中止の子どもたちに

 新型コロナウイルスの影響のために多くの学校でさまざまな行事が中止となる中、東京・千代田区の小学生たちが遊園地を貸し切った学校行事を満喫しました。



 港区台場にある屋内型遊園地・ジョイポリスで「遊園地の貸し切り」を満喫したのは、千代田区にある区立小学校8校の4年生と5年生およそ1000人です。

 園内を飛び回る子どもたちはただ遊びに来たわけではなく「人との関わり」を学ぶ学校行事の一環で訪れたもので、背景には新型コロナの影響がありました。感染対策として千代田区の小学校では2年以上にわたって臨海学校など宿泊を伴う行事が相次いで中止になっています。また「黙食」やタブレット端末を使ったチャットによるコミュニケーションが増える中、友達と気兼ねなくコミュニケーションを取る時間を設けようと、千代田区などが今回の課外活動を企画しました。

 入学以来4年間仲良しだという4人組も、コロナの影響で数年ぶりだという遊園地でアトラクションを次々と楽しみます。園内で遊べる時間は2時間半と限られる中、気持ちが先走って広い施設の中で迷いながらも、みんなで話し合って目的地を目指しました。限られた時間で悔いなく遊び切った4人は、友達と一緒に今後チャレンジしたいことも見つかったようです。

 引率した先生はこの行事を通して子どもたちに学んでほしいことがあったとして「みんなで何かをするというのがすごく楽しいことなんだと感じてほしい。もちろん1人でやって楽しいこともあるが、多人数でやることの楽しさを感じてほしいと思っている」と語りました。コロナがなければいつも学校でできた"大勢で取り組む楽しさ”を、子どもたちはしっかりと体験できたようです。

 今回の遊園地での学校行事は千代田区と区内の校長会が話し合って決めたもので、これまでコロナ禍で学校行事が何度も延期や中止になってきたため、「悪天候での延期もしたくない」という思いから貸し切りができる屋内施設を選んだということです。千代田区では今回の取り組みの第2弾として、中学生を対象にしたホテルでのテーブルマナー講習も3月中に計画しているということです。

関連記事(外部サイト)