本物そっくり 驚きの「代用品」で日常に彩りを!

 世の中には本物そっくりな代用品がいろいろあります。さまざまな問題を解決するために生まれた「代用品の世界」を紹介します。



<植物性の「卵」 一般にも販売開始>

 大手食品メーカー・キユーピーが製造する「HOBOTAMA(ほぼたま)」はアーモンドや大豆などの植物性原料からできていて、卵アレルギーの人でも安心して食べることができます。HOBOTAMAは2021年6月に飲食店や給食などの「業務用」として販売開始されましたが、市販化を望む声が多く、3月17日から「Amazonフレッシュ」で一般にも販売が開始されました。まずは東京・神奈川・千葉のエリア限定で販売し、売れ行き次第ではスーパーなどでの店頭販売も検討するということです。販売されるのは今まで業務用で販売されてきた「スクランブルエッグ風」に加え、加熱用の"溶き卵風”(「液卵風」)も登場しました。1袋はだいたい卵1個分と同じ量で使い切りやすく、本物の卵よりも割高なものの、溶き卵風を使えば卵焼きやプリンなども作れます。

<"春”の演出に大活躍 「造花の桜」>

 特にこれからの季節、需要の高くなる代用品が「造花の桜」です。屋内の商業施設や店舗の装飾にも使われます。この桜を作ったのは東京・狛江市にある和泉園という会社です。創業50年を迎える造園会社で、普通の"生きている”植物も扱っていますが、精巧な装飾の桜が特に大人気だということです。桜を使ったテレビCMなどは春に間に合わせるため、桜の咲いていない秋から冬にかけて撮影することが多いということですが、その"桜の花”のほとんどは和泉園が手掛けているのだそうです。作り方は、造花を外部から取り寄せ、本物の枝に1つ1つ針金や接着剤を使って手作業で取り付けていきます。そしてその枝を大きな幹に固定していくのだそうです。

 会社ではコロナ禍で寂しい思いをしている子どもたちにプレゼントをしたこともあるといいます。狛江市内の小学校には卒業式のステージ壇上に2本の「桜の造花」を無償で提供し、設置しました。小学校のPTA会長を和泉園の関係者が務めていた縁だということで、卒業する子どもたちも華やかなステージの演出が思い出に残ったことでしょう。

<コロナ禍でも…"VRで体験” 「外へ行かない遠足」も>

 コロナ禍で学校の外へ出掛ける機会が制限される中、"外へ行かない遠足”サービスも行われています。東京・西東京市の市立明保中学校では2021年12月、全学年が「VR体験授業」を校内で行いました。VR体験は「東京都庁からのバンジージャンプ」と「葛飾北斎の浮世絵の世界に入り込める」ものがありましたが、特に好評だったのが「都庁からのバンジー体験」でした。これは都庁の屋上から見える景色が顔の動きに合わせて見渡すことができるものです。迫力ある映像ももちろんですが、シーソーのような装置に寝そべってジャンプに合わせて頭を下に向けるので、本当にジャンプしているような感覚です。男性の先生たちも悲鳴をあげ、生徒たちは楽しんでいたということです。美術作品の世界に入り込むのも面白そうですし、遠足に行けない中、こういった取り組みが増えると子どもたちの"体験の機会”になりそうです。

 この体験授業を提供しているのは渋谷区にあるロジリシティという会社です。学校など教育現場をはじめ、さまざまな場所での「移動式体験型VRアトラクション」の体験希望は随時募集しているということです。VRバンジーは東京タワーの展望台で土・日・祝日限定で「東京タワー版」を体験することもできます(VR体験の代金は、東京タワー入場料のほかに別途必要です)。

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