東京都で20代の感染者増 BA.2置き換わりを懸念

 新型コロナウイルスについて、東京都は感染状況を分析する会議を開き、専門家は感染力が高いとされるオミクロン株「BA.2」への急激な置き換わりを指摘しました。一方、新型コロナワクチンの3回目接種を進めようと続々と対策が打ち出されています。



 東京都のスクリーニング検査によりますと、オミクロン株「BA.2」への感染の疑いがある人の割合は3月15日からの1週間は52.3%だったのに対し、翌週の22日からの1週間は67.8%に上昇したということです。東京都内では4月7日、新たに8753人の新型コロナウイルスへの感染が確認され、前週木曜日から527人増えました。年代別の内訳は20代が1970人で最も多くなっています。一方、20代の3回目の接種率は26%にとどまっています(4月6日時点)。こうしたことから東京都は、新たに大規模接種会場でサークルやゼミなど10人以上のグループ単位で予約することができる団体接種を始めます。さらに、これまで高齢者施設などを巡っていたワクチンバスの対象を大学生にも拡大し、今後、寮などを巡回して若い世代の3回目の接種促進を狙います。

 こうした中、岸田総理大臣は7日「若い世代に接種を受けてもらうことが重要。自治体と大学等が連携し、予約に空きのある自治体の大規模接種会場を活用して学生への集団接種を促進する」と述べ、若者をはじめ、国民に対して新型コロナワクチンの3回目の接種を呼び掛けました。

 また、新たな事業として原則3回接種した人を対象に、イベントの入場料を割り引く事業を始めることが分かりました。「イベントワクワク割」として、2000円を上限にチケット代金を2割引する方向で、3回目の接種が遅れがちな若者を含む現役世代の接種を促します。政府は感染状況を見極め、開始時期を最終判断するということです。

関連記事(外部サイト)