“江戸を体験する”アプリが誕生 37万点から100点を厳選

 東京・両国の国技館すぐ近くにある江戸東京博物館は通称「江戸博」と呼ばれ、東京都民から親しまれてきました。江戸博は改修工事に伴い、2022年4月から2025年度中まで休館しています。けれども、この休館期間中でも江戸博を楽しめるアプリが登場しました。その名も「ハイパー江戸博」です。疑似空間に博物館と同じような展示をしているという“よくあるもの”ではなく、江戸の街の中を歩き回りながら現代の東京につながるルーツを知ることができるアプリだということです。このアプリの楽しみ方を取材しました。



 "国内初”という博物館とゲーム制作会社が共同開発した「体験型アプリ」で制作者がこだわったのは「視点」だといいます。制作ディレクターとした携わったライノスタジオの谷口勝也さんは「視点が変わると人は"気付き”が生まれるので、すごく意識した」と話します。

 アプリで紹介する作品として、江戸博が収蔵する資料およそ37万点の中から100点を厳選したということで、江戸博の学芸員も新しい資料の魅力に気が付いたといいます。江戸東京博物館の学芸員・春木晶子さんは「選ぶのは本当に大変だったが、すごく楽しかった。自分が選んだ資料がこうして3DCGで再現され、並んで見ることができ、新しい資料の見え方を教えてもらう経験だった」と話します。また「細かいところまで見てもらえるので、実際に展示を見るよりもよく見えるというところもある。江戸の人々の当時の生活を臨場感を持って感じつつ収蔵資料のことも知ってもらえる、いいアプリができた」と話しています。

 現在はアイフォーン版のみですが、6月中にはアンドロイド版もダウンロードできるようになるということです。今後は明治、大正、昭和と、新しいステージも登場する予定です。

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