東京・神田の老舗酒店の「飲むみりん」 イギリスの酒品評会で快挙

 コロナの感染拡大で大きな打撃を受けた酒業界に明るいニュースです。東京・千代田区の老舗酒店がつくったみりんが、イギリスで行われた酒の品評会で見事銀賞を獲得しました。



 「神田豊島屋」は、東京・神田で400年以上にわたり酒を販売している老舗酒店です。東村山市にある蔵では、80年以上にわたり日本酒を造り続けています。東京で製造・販売を行う老舗酒店は、3月にある快挙を達成しました。「神田豊島屋」の飲むみりん「Me 無濾(ろ)過生原酒」が、イギリスで行われた「IWSC」というコンペティションで銀賞を受賞したのです。みりんがIWSCで賞を獲得するのは、記録が残っている2013年以降で初めてだということです。IWSCは、1969年にイギリスで設立され、世界で最も歴史と権威があるといわれる酒の品評会です。神田豊島屋の飲むみりん「Me 無濾過生原酒」と「Me 無濾過生原酒おりがらみ」はIWSCのスピリッツ部門で、それぞれ銀賞と銅賞を受賞しました。

 TOKYO MX「news TOKYO FLAG」では、年に一度しか製造しないという貴重な「飲むみりん」づくりの様子を取材させてもらいました。みりんの原料であるもち米≠60℃で1時間蒸した後、手作業でタンクに運び入れていきます。タンク入れたもち米は人の手で均等にならして、米焼酎・米こうじと混ぜます。そこからおよそ1カ月半、発酵と熟成を行い、米の甘みを凝縮させると「飲むみりん」の完成です。

 今回、イギリスの権威に認められたことについて、神田豊島屋の木村倫太郎社長は「日本のこうじに対する文化が世界的な評価を頂けたということで、われわれだけでなくて日本全体のこうじ文化のさらなる発展が期待できると思っている」と喜びを語りました。日本酒や焼酎だけではない、日本が誇るこうじ文化の魅力を、東京産のみりんが世界に広げていきます。

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