「ジェンダーレス」で顧客獲得を! 東京・銀座の百貨店が化粧品売り場リニューアル

 新型コロナウイルスの影響で百貨店業界の売り上げが打撃を受ける中、東京・銀座のデパートが、社会的・文化的な性の差をなくすいわゆる「ジェンダーレス」をテーマに“アフターコロナ”を見据えた新たな顧客獲得に動き始めています。



 コロナ禍の消費者の変化に対応し新たな客層を獲得するため、1階の化粧品売り場を大規模リニューアルしたのは、老舗百貨店の松屋銀座です。そして今回、力を入れているのが「ジェンダーレス」の化粧品です。

 松屋銀座によりますとコロナ禍でオンライン会議が多くなる中、画面映りをよくしたいという男性が化粧品を購入するケースが増えているということです。そうしたニーズにも対応できるよう、化粧品売り場の面積をおよそ2割拡大しました。ファンデーションは女性だけなく男性も使いやすい"つやが出にくいもの”をそろえています。松屋銀座・化粧品担当バイヤーの三原薫子さんは「男性客だと恐らく肌がつやつやするのは抵抗があると思うので、セミマットなアイテムなどもそろえ、ニーズに合った商品提供ができるよう準備している」と話します。また、1階の入り口付近には男性にも人気のメークブランドを設置し、男女を問わず入店しやすい環境を整えています。

 さらに男性のメーク需要の高まりを受け、不慣れな男性に対してもスタッフがメーク術のアドバイスをしてくれます。M・A・Cの栗原沙織リテールマネジャーは「コームで毛流れを整えることで毛の隙間が出てくる。そこをペンシルで埋めていく。その方が自然な印象になるのでお勧め」とアドバイスします。ペンで書いたところをぼかし、仕上げも毛の流れを意識して整えるのがポイントだということです。眉毛の密度が上がったことでりりしく見え、印象も大きく変わりそうです。

 松屋銀座の担当者は「コスメは男女問わず使えるアイテムだと思っている。『なりたい自分になる』というのをメークでサポートしていけたら」(三原さん)と話し、これからの時代に合わせて幅広い人たちのメーク需要を狙います。

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