イチロー、東京で引退会見 28年の選手生活「後悔ない」

イチロー、東京で引退会見 28年の選手生活「後悔ない」

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 大リーグ・マリナーズのイチロー選手(45)が、3月21日夜に東京ドームで行われた試合の後に記者会見し、現役引退を表明しました。日米の野球界で活躍したスター選手の引退に、東京都内でも惜しむ声が広がっています。

 記者会見に臨んだイチロー選手は「きょうのゲームを最後に、日本で9年、アメリカで19年目に突入したところだったが、現役生活に終止符を打ち、引退することとなりました」と述べました。

 イチロー選手は2001年にメジャーデビューし、日米通算で積み重ねた安打数は4367本を記録しました。45歳になったイチロー選手は、プロ28年目の今シーズン「キャンプで結果を出せず、引退を決意した」と説明しました。そして「後悔などあろうはずがありません。もちろんもっとできたことはあると思いますけど、結果を残すために自分なりに重ねてきたこと、人よりも頑張ったとはとても言えないけれど、自分なりに頑張ってきたとはっきりと言えるので」と語りました。

 試合で最後の勇姿を見届けたファンからは「とにかく『ありがとう』ですね。感謝しかない。私の人生も彼のおかげで楽しかった。彼を応援するのが私の人生みたいになっていた」「今までやってきたことがすご過ぎるので、最初の200本安打を打った時のことから思い返すと、きょうヒットが出ても出なくても本当にお疲れさまという気持ち」「いずれまた、日本の野球界で何かしら貢献してほしい」などと、現役引退を惜しむ声が聞かれました。また、東京都の小池知事も「引き際の鮮やかさに改めて驚いたと同時に、とても寂しい思い。(東京五輪で)イチローさんの存在があるとさらに大会も盛り上がる。イチローさんもこれまでの集大成を示していただければうれしい」とコメントしました。

 今後についてイチロー選手は「監督は絶対無理。『絶対』が付く。人望がない、本当に」とした上で、「たぶん、あしたもトレーニングはしていますよ。それは変わらない。じっとしていられないから。動き回っているでしょうね。ゆっくりしたいとか全然ないですよ」と語りました。

 平成を駆け抜けたスーパースターは、晴れやかな表情で野球人生に幕を下ろしました。