新たな元号は「令和」 出典は万葉集から

新たな元号は「令和」 出典は万葉集から

新たな元号は「令和」 出典は万葉集からの画像

 政府が5月1日に施行される新たな元号を発表しました。新元号は「令和」(れいわ)です。

 4月1日午前9時半すぎ、新元号への意見を聞くため、ノーベル賞を受賞した京都大学の山中伸弥教授や直木賞作家の林真理子さんら有識者が、首相官邸で懇談会に参加しました。安倍首相は記者団に対し「希望に満ちあふれた新しい時代につながる新元号を決定したい」と語りました。その後、衆参両院の正副議長から意見を聴いた後、全閣僚による会議で協議し、臨時閣議で新しい元号が決定しました。

 午前11時40分すぎ、首相官邸で菅官房長官が「新しい元号は令和であります」と発表し、新たな時代の名の書かれた書を掲げました。正午すぎからは安倍首相が「令和」に込められた意図を「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つという意味が込められている」と説明しました。また、出典について安倍首相は「万葉集にある『初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす」から引用した。一人一人の日本人があすへの希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる。そうした日本でありたいとの願いを込め、令和に決定した」と述べました。

 国学院大学・神道文化学部の藤本頼生准教授は「令和」という字について「『嘉辰令月』という言葉があり、良き日良き月。『良いとき』かつ『和』ということで、風和む万葉集の言葉も取り上げている。国民一丸となり、みんなで幸せな世界をつくっていこうという気持ちが表れた元号でないか」と話しています。

 また、東京都の小池知事も新年号に期待を寄せ「希望を感じる2文字。『令和』の時代に新しい東京を築いていく。その象徴にこの元号がなればいい」と語りました。

 元号を改める政令は、皇太子さまが新たな天皇に即位される5月1日午前0時に施行されます。