<子どもの未来>12歳中学生プロ囲碁棋士 上野梨紗初段に密着!

<子どもの未来>12歳中学生プロ囲碁棋士 上野梨紗初段に密着!

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 子育てや教育、健康まで『子どもの未来』をあらゆる角度から深堀りするコーナーです。今回のテーマは「囲碁」です。東京・中野区に住む上野梨紗さん(12)は、この春、史上最年少でプロになって話題となった大阪府出身の仲邑菫さん(10)と同期のプロです。女流棋士として史上3番目の若さでプロの道へと進んだ、彼女の強さの秘密を取材しました。

 真剣なまなざしで碁盤の戦況をうかがう女流棋士は、12歳9カ月の若さでこの春、プロになった初段の上野梨紗さんです。この日、彼女が対局していたのは、40年以上にわたり第一線で活躍している大ベテランの清成哲也・九段(58)でした。

 4月1日からプロとしての第一歩を踏み出した梨紗さんは「自分よりはるかに強くて勝てなかったとしても、良い勝負ができるような棋士になりたい」と語ります。囲碁に初めて触れたのは4歳の頃で、5つ年上の姉・愛咲美さんの影響でした。非凡な才能は当時から片鱗を見せていて、梨紗さんの師匠は「彼女は小さい時から打ちたい手を深く考えていた。それが早く強くなる大きな理由だったと思う」と語ります。

 果敢に攻める対局スタイルでプロの世界へ挑む梨紗さんですが、普段はテレビで好きなアイドルやバラエティー番組を姉妹で楽しむ“普通の女の子”です。囲碁の勉強をする時もプロ棋士の先輩でもある姉の愛咲美さん(二段)と一緒。「自宅の中にもプロがいる」という環境が梨紗さんを強くさせたのです。

 自身も中学生でプロとなり、史上最年少でタイトルを獲得した姉の愛咲美さんは、内に秘める「度胸」が梨紗さんの強みだと話します。何事にも動じない梨紗さんですが、囲碁界では多くのライバルが彼女を待ち構えています。梨紗さんは「日本を代表する女流棋士になれるよう頑張って、女流タイトルを獲得できるような棋士になり、世界戦にたくさん出場して活躍できたら」と夢を語ってくれました。