東京「真冬並み」 クールビズ商戦開始もがっかり

東京「真冬並み」 クールビズ商戦開始もがっかり

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 寒波の影響で東京・多摩地域は4月10日、季節外れの積雪に見舞われました。積雪があった多摩地域に対し、東京都心は雪の観測こそなかったものの、真冬並みの寒さとなりました。この冷え込みで、飲食店や百貨店にも影響が見られました。

 10日の東京都心は午前3時ごろに最高気温の10.2℃を記録した後、明け方に6℃ほどまで下がり、その後もじりじりと下がり続けました。正午の気温は5.3℃で、これは1年の中で最も寒い1月下旬並みです。

 かなり厳しい冷え込みを受けて、都内各地でさまざまな影響が見られました。だしが染みた大根やはんぺんなど40種類の温かいおでん種が勢ぞろいする、江東区北砂の商店街にある創業50年の老舗おでん店は、真冬と同じぐらいの売れ行きだと話していました。また、台東区上野の店では、温かい「おしるこ」の注文が好調でした。この店では普段、この時季に全く売れないという温かなメニューに注文が集中しました。

 季節外れの寒さで、思わぬ厳しいスタートとなったものもあります。豊島区にある百貨店、西武池袋本店で10日から始まったのは「クールビズ商戦」です。今年はポリエステルの新素材を使用して型崩れしにくく、軽くて通気性のよいスーツを売り出そうと、準備を進めてきました。しかし、売り場担当者は「売り場開設の初日、涼しいクールビズ商品を買ってもらいたかったが、あいにくの天気。お客の入りも悪く、出だしが鈍い」と、浮かぬ顔です。クールビズ売り場は客足もまばらで、担当者は「今後、天気が回復して、夏に向けて売り上げが伸びてくれれば」と期待しています。

 東京の厳しい寒さは一日限りで、日に日に暖かさが戻る見込みです。