相次ぐ子どもの事故 保育園は「散歩対策」

相次ぐ子どもの事故 保育園は「散歩対策」

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 子どもが絡む交通事故が全国で相次いでいます。親たちからは不安の声が聞かれ、保育園は新たな対策に追われています。

 滋賀県大津市で5月8日、散歩中の保育園児らの列に車が突っ込んだ事故では、園児2人が死亡し、今も意識不明となっている園児を含め、合わせて14人が重軽傷を負いました。事故から1週間が経過した15日、現場では実況見分が行われました。

 一方、この日、千葉県市原市で、子どもたちが遊んでいた公園に突然、車が突っ込みました。事故当時、公園の砂場では保育園児5人が遊んでいて、2人の保育士が付き添っていました。車はフェンスをなぎ倒し、道路から園児たちの遊ぶ砂場へと迫りました。危険を察知した保育士は園児を突き飛ばすようにして守り、この際、右足を骨折しました。園児らにけがはありませんでした。

 200人の園児が通う東京・葛飾区の保育園は「事故はあってはならないことだが、どうにも防ぎようがない」と困惑を隠せません。そして「そういうことが起こらないような散歩経路を作るしかない」と話します。

 この園では事故を受け、散歩の時の安全対策を強化するため、コースとルールを見直しました。コースは、なるべく車との接触の少ない道に変更しました。また、園児は2列になり、徹底して道路の内側を歩きます。これまで30人の子どもに対して3人だった引率を4人に増やし、周囲への警戒も強めています。

 園は、今後もより安全な散歩コースの検討を続けるなど、安全管理を徹底していく方針です。