池袋暴走 遺族が再び会見「生き地獄」「厳罰を」

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 東京・池袋で乗用車が暴走し、親子2人が亡くなった事故から1カ月となるのを前に、遺族の男性(32)が5月17日に再び会見を開き、妻と娘を失ったつらい心境を改めて語りました。

 男性は「事故の日から日が増すごとに、2人を失った絶望感が増し、毎朝起きた時、2人はもういないという現実に打ちのめされ、生き地獄のような日々を送っている。なぜこんなことになったのか、なぜ2人が命を落とさないといけなかったのか考えてしまい、時に自分を責め、ただ涙するだけの日々を過ごしている」と語りました。

 また、車を運転していた男性については「2人の命を奪った上、その家族や友人も傷付け、絶望に陥れたことを自覚してほしい。2人の未来を一瞬で奪った償いは、加害者の一生を懸けても到底足りないぐらいだが、厳罰に処してほしいと思っている」と語りました。

 この事故は4月19日、東池袋駅近くの路上で旧通産省・工業技術院の飯塚幸三元院長(87)が運転していた乗用車が暴走し、歩行者などを次々にはねました。この事故で松永真菜さん(31)と娘の莉子ちゃん(3)が死亡したほか、10人がけがをしました。

 池袋の事故の後、全国では子どもが巻き込まれる事故が相次いでいます。会見した男性は「交通事故は本当に残酷で、私は妻と娘の顔を見てお別れすることすらできなかった。人を殺してしまってからでは取り返しがつかない」と語り、ドライバーに対して「ハンドルを握るときは、被害者を生まないよう常に注意して、優しく気遣いのある運転を心掛けてほしいと願っている」と、改めて安全運転を訴えました。