「喫煙者は不採用」進む企業の禁煙

「喫煙者は不採用」進む企業の禁煙

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 5月31日はWHO=世界保健機関が定めた「世界禁煙デー」です。禁煙推進の動きは日本の企業でも広がっています。社員の健康づくりのためにたばこを吸う人を採用しない企業や、禁煙に成功した社員にご褒美を与える企業を取材しました。

 目薬をはじめとした一般用医薬品や化粧品などを手掛けるロート製薬は、従業員の健康づくりを目的に、喫煙からの卒業=「卒煙」を掲げています。その一つが、今年1月から始まったオリジナルの「社内通貨」です。コインは1つに付き1円相当で、例えば、禁煙を達成した社員には1万コインを、たばこを吸わない社員には毎月500コインが与えられます。そしてたまったコインは会社が運営するレストランで使うことができます。1000コインで味わうことができる薬膳ランチは、厳選した旬の食材で作られた一汁三菜の“体に優しい”メニューです。

 また、今年中に社員の「喫煙者ゼロ」を目指す会社もあります。医薬品メーカーのファイザーは、2005年から社内禁煙の取り組みを始め、全国にあるオフィスの喫煙所を撤廃し、就業時間内の喫煙を規則で制限してきました。今年度からは社員採用段階で「禁煙」の要件を明確化し、原則として喫煙者の採用を取りやめました。さまざまな取り組みによって、社員およそ4800人の喫煙率は、この10年で15%から3.5%まで大幅に低下しました。

 国内で進む禁煙推進の流れに、捉え方はさまざまなようです。