東京で“夏風邪”ヘルパンギーナ患者が急増 警報区域が拡大

 子どもを中心に流行するいわゆる“夏風邪”の感染症「ヘルパンギーナ」の患者数が、東京都内で急増しています。医師は8月中旬まで増え続ける可能性があるとして、小まめな手洗いをするよう予防を呼び掛けています。 2歳以下の乳幼児を中心に発症するヘルパンギーナは、38℃から40℃の高熱や、喉に水泡ができるウイルス性の感染症です。東京都によりますと、7月8日から14日までの1週間の東京都内の1医療機関当たり患者数は4.55人で、前の週の1.6倍に増えています。前の週に患者数が警報レベルに達していたのは江戸川区だけでしたが、最新の情報では感染が拡大し、台東区、練馬区、八王子市、町田市などでも警報レベルに達しています。 台東区にある柴田小児科医院では、先週からヘルパンギーナにかかる子どもが増えています。柴田雄介院長は「集団生活している子どもが密集しておしゃべりしたり、手洗いが不完全だったりすることでウイルスがうつる。特に食べたり飲んだりする前の手洗いが大事。場合によっては、集団でいる時にマスクをするのも一つの予防法になる」と話しています。 柴田院長は8月中旬まで患者が増え続ける可能性があると指摘し、感染の予防を呼び掛けています。<「手足口病」も大流行> ヘルパンギーナの感染が広がる一方で、「手足口病」が都内で大流行しています。手足口病は手足や口に小さな発疹や水泡ができ、髄膜炎や急性脳炎を引き起こす可能性があります。東京都は全域に警報を出し、注意を呼び掛けています。 柴田医師は「手足口病は先週から急激に患者が増えている」「感染経路と予防法はヘルパンギーナと同じ」とした上で、多くの子どもが集まる場所では注意が必要で、しっかりと手洗いをして予防してほしいと話しています。