新学期、都内で中学生2人が自殺図ったか 専門家が指摘する対策は

 東京都内の多くの小中学校で新学期が始まった9月2日、男子中学生2人が相次いで自ら命を絶とうとしました。2人はなぜ、自殺を図ったのでしょうか。未然に引き止める方法はなかったのでしょうか。 2日午前6時半ごろ、品川区のマンションで「子どもが首をつっている」と、家族から119番通報がありました。警視庁によりますと、中学1年の男子生徒(12)が意識不明の重体で搬送され、この生徒のものとみられる遺書が見つかりました。また、遺書は家族の目につく場所に置いてあったことが新たに分かりました。警視庁は男子生徒が自殺を図ったとみて、慎重に捜査を進めています。 一方、江戸川区のマンションから中学2年の男子生徒(14)が転落し、その後、死亡が確認されました。警視庁によりますと、転落した男子生徒は学校に登校するため、2日午前7時ごろ、家を出る姿を家族が確認していました。この生徒が通う中学校はこの日が始業式でしたが、生徒は登校を嫌がっていたということです。警視庁は男子生徒が自殺を図ったものとみて、詳しく調べています。 自殺総合対策推進センターの本橋豊センター長は「子どもは悩みを抱えた時、外部にさまざまなSOSのサインを出す」と指摘します。悩みを抱えた子どもたちは「眠れなくなる」「食欲がなくなる」「言葉数が少なくなる」など、心や体に影響が出てくるといいます。そして、「SOSのサインを周囲の大人や仲間が早く見つけ、気付いてあげることが一番大切。子どもの心や体の変化にもっと敏感に気付くようになることが、大人のなすべきこと」と指摘しています。<1人で悩まないで相談を> 夏休み明けの新学期に自殺する児童や生徒が後を絶ちません。悩みを抱えている場合はどうか1人で悩まず、周囲に相談してください。 例えば東京都の場合、友人や家族との関係や学校生活などのさまざまな相談を受け付ける「ホットライン」を設け、24時間・年中無休で受け付けています。また、電話で相談がしづらい場合は、無料通信アプリのLINEでも相談することができます。■「東京都いじめ相談ホットライン」電話:0120-53-8288(無料・24時間・年中無休)※いじめ以外の相談も可能■LINE「相談ほっとLINE@東京」(無料・「友だち登録」することで24時間受け付け・返答は午後3時〜10時)