<子どもの未来>“世界一楽しい”幼稚園 好奇心を刺激

 子育てや独自の教育法など「子どもの未来」をあらゆる角度から深堀りするTOKYO MX NEWSの特集コーナーです。今回は東京・立川市にある、子どもが持つあらゆる好奇心を引き出す「幼稚園」に注目しました。見て触って感じて「世界一楽しい幼稚園」ともいわれる幼稚園の内部を取材しました。 立川市にある、創立およそ50年の「ふじようちえん」は、地元の子どもだけでなく、近隣にある13市からも園児が通うほどの“人気幼稚園”です。 人気の理由の一つは「モンテッソーリ教育」にあります。イタリア生まれのモンテッソーリ教育は「教えること」を最小限にとどめ、本来子どもが持っている好奇心を尊重し、「自分で考える力」を養うプログラムです。例えば、立体の面の形や転がり方を比べ、感覚で物の形を捉える、遊びながら五感を刺激する教育プログラムを子どもたちは楽しんで参加していきます。 「自ら感じて学ぶ」園の方針は、トイレにも反映されています。園では「スリッパをきちんとそろえること」は指導していませんが、子どもたちはトイレの床に描かれた「足の形」に合わせ、自ら楽しみながら、スリッパをそろえて脱いでいきます。 丸くドーナツ型にデザインされた広い園庭も、子どもが思わず体を動かしたくなる仕掛けがいっぱいです。行き止まりがない楕円(だえん)形の園庭は、思わず走り回りたくなる子どもの本能を刺激するのです。外に出た途端、子どもたちは元気よく走り出します。 モンテッソーリ教育、豊かな自然を感じられる園庭、木のぬくもりを感じられる遊具のような施設など、数々の取り組みが評価され、ふじようちえんは2011年、OECD=経済協力開発機構が選ぶ「世界で最も優れた教育施設」の一つになりました。これをきっかけに「世界一楽しい幼稚園」ともいわれるようになり、ここ数年、国内外の教育関係者の視察が増えています。