台風19号 道路崩落、東京・多摩地区で孤立続く

 先週末、関東地方を直撃した台風19号は史上最強クラスといわれ、東京都内にも大きな被害が出ています。復旧作業が続く中、道路の崩落によって幾つかの地域では住民の孤立が続いてます。<奥多摩町で道路寸断 徒歩で救援物資> 東京で最も西にある町、奥多摩町の日原地区に向かう唯一の道路が、台風19号の影響で崩落しました。10月15日現在、48世帯の82人が孤立していて、およそ60メートル崩落した道路はいまだ復旧作業の見込みが立っていません。 奥多摩町によりますと、食料や生活物資は確保されていて、けが人や体調不良を訴える人はいないということです。現在は奥多摩町の職員などが徒歩で食料などを供給していて、今後、徒歩で運ぶことが難しいものなどはヘリコプターでの輸送を東京都に要請することも検討しています。<日の出町でも孤立「片方だけでも道路を」> 日の出町でも孤立集落が発生しています。日の出町大久野地区では車が通ることのできる道路が崩落したため、およそ120世帯の200人と、老人ホームに入居している80人ほど、合わせて280人ほどが孤立状態だということです。 この地域には歩いて行くことができたため、13日から自衛隊や東京都の職員が非常食や水を運搬しています。ライフラインでは、水道と電気は復旧し、電話も通じるということで、けが人なども今のところ確認されていないということです。<初登庁 あきる野市長「早急に対処」> 台風の影響で河川が氾濫したあきる野市では、6日の選挙で当選した村木英幸新市長が初登庁し、復旧に向けて早期に対応していく考えを示しました。 あきる野市では、台風の影響で市内を流れる秋川が氾濫しました。市によりますと、護岸が流された山田地区を中心に、床上浸水38件、床下浸水43件の被害が出たほか、秋川上流では小さな橋が2カ所で崩落したということです。現在、市内では避難所2カ所に11世帯・34人が避難しています。 村木市長は今後、被害状況を把握した上で、早急に東京都に支援を求める方針です。