マラソン開催地 小池都知事とIOC委員長が直接会談、議論は平行線

 開催地の変更が検討されている東京オリンピックのマラソンと競歩について、東京都の小池知事はIOC=国際オリンピック委員会のコーツ調整委員長と話し合いました。しかし互いに主張を譲らず、議論は平行線をたどりました。 IOCがマラソンと競歩の会場を札幌に移す計画を発表してからおよそ1週間となる10月25日、初めての“直接会談”が行われました。 小池知事は開催地変更について「都民が納得できる説明がなされていない」と不信感を示した上で、IOCに説明を求めました。一方、コーツ委員長は会場の変更について、同じ高温多湿のドーハで行われた陸上の世界選手権で棄権する選手が続出したことを理由に挙げました。 会談は冒頭以外非公開で行われ、コーツ委員長はマラソンの表彰式を札幌ではなく東京都内で実施する案を示したほか、チケットの払い戻しと選手の宿泊費などを補償する考えを明らかにし、変更への理解を求めたということです。 小池知事は会談に先立って行われた定例の記者会見で、札幌に変更になった場合の費用負担について「都は負担しない」という考えを示しました。 計画の変更については、30日から都内で開かれるIOCの調整委員会で協議され、小池知事自らが出席して東京都の考え方を示す方針です。