池袋親子死亡事故、90キロ超で突っ込む 元院長を書類送検

 今年4月、東京・池袋で高齢者が運転する車が暴走し親子2人が死亡した事故で、警視庁は88歳の運転手を書類送検しました。警視庁の調べで、車は時速90キロ台後半で親子をはねた横断歩道に突っ込んでいたことが分かりました。 この事故では、暴走した車が横断歩道に突っ込んで親子2人が死亡したほか、9人が重軽傷を負いました。車を運転していたのは、旧通産省・工業技術院の飯塚幸三元院長(88=当時87)です。警視庁はおよそ7カ月に及ぶ捜査で、車の機能に異常はなく、運転操作を誤ったことが事故の原因と判断し、11月12日、自動車運転処罰法違反の疑いで飯塚元院長を書類送検しました。 妻の松永真菜さん(当時31)と娘の莉子ちゃん(当時3)を亡くした男性は、その後の会見や取材でも、事故の日の記憶が鮮明に残っていると話しています。 捜査関係者によりますと、飯塚元院長が運転していた車はアクセルを完全に踏み込んだ状態だった一方、ブレーキを踏んだ形跡はなかったということです。時速50キロほどで走行していた飯塚元院長の車は、事故現場の200メートルほど前から加速し始め、次々と人をはねました。その後も加速を続け、真菜さんと莉子ちゃんの2人をはねた時の速度は時速90キロ台後半まで上がっていたということです。 事故当時「アクセルが戻らなくなった」「ブレーキが利かなかった」と話していた飯塚元院長ですが、その後の調べに対しては「ブレーキとアクセルを踏み間違えた可能性がある」と説明しているということです。